建物と広場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:35 UTC 版)
トゥールーズは特徴ある建物が多い。市役所機能があるキャピトル邸は、19世紀芸術家の作品を所蔵する部屋や、オペラ、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団を擁し、同名のキャピトル広場もあり、最もよく知られている。キャピトル邸の後ろには、かつて監視塔に使われたドンジョン・ド・キャピトルがあり、現在は市観光局が入っている。 ウィルソン広場は、ジャン・ジョーレ小路中程、市中心部への入り口にある。レンガ建ての建物は、公園の周囲に集まっている。この広場は、バーやカフェのテラス、映画館が数多く軒を連ねる活気ある場所である。 ガロンヌ河岸と埠頭は、18世紀に整備された。アンリ・マルタン埠頭とトゥニ埠頭は、氾濫が起きても川の流れに沿って歩けるようレンガで築かれ、かつての橋の跡も発見された。全長220mのヌフ橋は、トゥールーズ最古の橋である。サン=ピエール橋は1987年に架けられた金属製の橋である。ガロンヌのわずかに下流はバザクルで、ここにはトゥールーズから最初に移住した人々がつくった洗い越しがある。洗い越しは現在、夏の数ヶ月間にガロンヌ川の十分な水位を維持するためのダムとなっている。流れに非常に近い場所に、ラ・グラーヴ病院と付属礼拝堂があり、銅製の礼拝堂ドームのおかげでよく見える。トゥールーズの水道塔は、写真のギャラリーや展示場所が設置されている。 その他の特色ある建物として、ミディ運河に近いトゥールーズ・マタビオ駅、サン=ミシェル刑務所、パレ・ニールがある。パレ・ニールは最初、当時のフランス元帥アドルフ・ニールの命令で建てられた防衛施設であった。ピュルパン=アンスリにあるローマ時代のアンフィテアトルム跡は、市内にあるローマ時代の建物のうち唯一完全な状態のものである。
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