廃線後の車両譲渡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:40 UTC 版)
「北陸鉄道金沢市内線」の記事における「廃線後の車両譲渡」の解説
路線廃止後、33両在籍したボギー車のうち17両が名古屋鉄道(名鉄)へ、2両が豊橋鉄道へ、3両が福井鉄道へとそれぞれ転出した。転出後の形式名・番号との対照は以下の通り。 北陸鉄道での形式名・番号→移籍先での形式名・番号譲渡年月モハ2000形2001 - 2010 → 名鉄モ550形550 - 559 1967年7月 モハ2100形2107 → 名鉄モ530形531 1968年3月 モハ2200形2201 - 2206 → 名鉄モ560形561 - 566 1968年3月 モハ2300形2301・2302 → 豊橋鉄道モハ300形301・302(後のモ3300形3301・3302) 1967年5月 モハ2050形2051 → 福井鉄道モハ500形501 1967年9月 モハ2060形2061・2062 → 福井鉄道モハ510形511・512 1967年9月 名鉄へ移籍した17両はいずれも名鉄岐阜市内線で使用されたが、1997年(平成9年)までに全車廃車された。豊橋鉄道へ移った東田本線(市内線)で運用ののち2両そろって2000年(平成12年)に廃車。福井鉄道へ転出の2両は福武線の福井市内区間で運用されたが、1969年(昭和44年)に移籍2年で廃車となる。その福井鉄道は名鉄で1988年に廃車となったモ560形562(旧モハ2200形2202)を購入し、イベント用車として2006年(平成18年)まで保有していた。 単車で他の事業者へ移籍したものはない。単車のうちモハ200形202・205とモハ300形304・308・315の5両は石川県水産課が買い取り、1967年5月30日、金石港沖9.5キロメートルの海底に魚礁として沈めた。
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