広島ビッグアーチでの現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:38 UTC 版)
「広島のサッカースタジアム構想」の記事における「広島ビッグアーチでの現状」の解説
1992年(平成4年)、広島アジア大会のメイン会場およびサンフレのホームスタジアムとして、広島広域公園陸上競技場(広島ビッグアーチ 2013年より命名権により「エディオンスタジアム広島」)が建設された。建設当時は日本に5万人入る競技場が少なかったこともあり脚光を浴びたが、次第に問題点が浮かび上がった。 構造上の問題 陸上競技場であるため、ピッチと客席の間にトラックがあり臨場感に欠ける。 客席の大部分に屋根がない。 個室トイレが和式でクラブライセンス制度の要件を満たさない。 大型映像装置をはじめとした施設の老朽化 立地・交通アクセスの問題 来場者の半数が自家用車利用だが、広島ビッグアーチ自体の駐車スペースは限られている。これまでは周辺の空き地を利用した臨時駐車場を設けていたが、西風新都の開発が進むにしたがい、そのスペースの確保も難しくなってきている。 公共交通の利用を促しているが駐車場が無料ということもあり、試合終了後交通渋滞が発生する。 広島高速交通(アストラムライン)は市内中心部から広域公園前駅まで開通しているものの、当初計画であった環状化にはほど遠く、現時点でピストン輸送と同じ状況であるため輸送量に限界がある。一方で広域公園から西広島駅への延伸は考えられているものの、2015年度の最終判断で決定したとして予定通り進んだとしても開業は2028年以降になることが判明している。 一時はサンフレ側も公式戦開催を敬遠していたほどであった。 このうちトイレに関しては予算化され、平成30年度の洋式化改修工事で充足した。
※この「広島ビッグアーチでの現状」の解説は、「広島のサッカースタジアム構想」の解説の一部です。
「広島ビッグアーチでの現状」を含む「広島のサッカースタジアム構想」の記事については、「広島のサッカースタジアム構想」の概要を参照ください。
- 広島ビッグアーチでの現状のページへのリンク