広大なワールドマップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 00:32 UTC 版)
「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」の記事における「広大なワールドマップ」の解説
プレイヤーは、タムリエル (Tamriel) 大陸のシロディール (Cyrodiil) という約41 km²の地方を実寸大で再現した巨大なオープンワールドマップを、シームレスに歩き回ることができる。ワールドマップ上には、9つの主要都市、40以上の小村および宿場、200以上のダンジョン(遺跡、洞窟、廃坑、砦等)、その他数十の特殊地点が存在する。シロディールという温暖な一地方を舞台としたことで、前作ほどには多様な地形が見られないが、それでも湿地帯から雪の降り積もる高山まで、様々な自然環境が存在する。 グラフィックも美しいとして高い評価を受けている要素の一つで、遠くの都市や建造物は遠景として写り込み、特にシロディールの中心にそびえ立つ巨大な白金の塔 (White-Gold Tower) は、どこからでも見上げることができる。木々や草花、水面の揺れは、天候によって左右され、物理エンジンの計算によって自然な動きを見せる。 そのため、プレイヤーは、ただワールドマップを歩き回って、景色を楽しむことも可能である。内部ではゲームエンジン「Gamebryo」、物理エンジン「Havok」などを採用しており、特に植物には専用の描画エンジン「SpeedTree」を使っている。 マップ移動するNPC プレイヤーと同様、前述のRadiant AIで動くNPCたちもワールドマップ上をシームレスに移動している。そのため、プレイヤーはモンスターの他にも、巡回中の帝都兵や新聞配達人、都市から 都市へ移動する旅人、キャンプに住む修行者や追い剥ぎなどのNPCに出くわすことがある。 ファストトラベル 今作では、1作目、2作目に採用されていたファストトラベルというシステムを再び採用している。これは一度訪れたことがある各重要地点の間を、一瞬で移動できる機能で、広大なマップを何度も歩き回る負担を大幅に減らすことができる。その代わり に前作『The Elder Scrolls III: Morrowind』 で登場した Recall、Mark、Divine Intervention, Almsivi Intervention といったテレポートできる魔法や Silt Striderや連絡船魔術師ギルドの転送サービス、Propylon Chamber といった移動手段が廃止されている。また各都市が外の世界と別の空間に分かれているため、都市の壁を超えることができる、空中浮遊が可能になる Levitate の魔法や関連する薬が廃止されている。
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