平成小町【ヘイセイコマチ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9924号 |
登録年月日 | 2002年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 平成小町 よみ:ヘイセイコマチ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 佐藤正光 | |
品種登録者の住所 | 福島県伊達郡伊達町大字箱崎字前畑28番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐藤正光 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「あかつき」に「さおとめ」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさがやや大、果皮の地色が緑白、果肉の色が白の育成地(福島県伊達郡伊達町)では7月上旬に成熟する早生種である。樹姿はやや開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉身の形は長、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉身の色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、不完全花の多少は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は尖である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは中、広さはやや狭、赤道部の縫合線は中、果頂部の縫合線は浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は緑白、果皮の着色はやや多、濃さは中、形は斑、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の粗密及び果肉繊維の多少は中、果皮の剥皮性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は少、酸味及び渋味は微、苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさはやや大、色は淡褐、核面の粗滑はやや粗である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は81~90日で育成地においては7月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は少、核割れの多少は中、裂果は無である。「武井白鳳」と比較して、果皮の着色の形が斑であること、果肉内及び核周囲の着色が無いこと等で、「めごひめ」と比較して、がく筒内壁の色が黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和50年に育成者の自園(福島県伊達郡伊達町)において、「あかつき」に「さおとめ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「みらい早生白桃」であった。 |
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