帰還 - 現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 00:23 UTC 版)
パリからいったん日本を経由してアメリカへ行っていたという空白の約二年ののち(『仮面舞踏会』)、伊集院大介は日本へと帰ってくる。そこで大学生となっていた滝沢稔と再会し、パソコン通信を舞台とした殺人事件を解決する(『仮面舞踏会』)。この事件以降、伊集院は再び名探偵としての活動を開始し、滝沢稔は伊集院の助手として、探偵事務所の手伝いをするようになる。 探偵業を再開した伊集院は、歌手の飛び降り自殺事件(『魔女のソナタ』)や、栗本薫のスキャンダルに絡む殺人事件(『怒りをこめてふりかえれ』)の真相を解明する。その後に起こった、竜崎晶が巻き込まれた連続猟奇殺人事件の決着に際して、伊集院は宿敵シリウスと再会する(『新・天狼星 ヴァンパイア』『真・天狼星 ゾディアック』)。現時点では、これが伊集院とシリウスの最後の邂逅となっている。 現在では、初老の名探偵となった伊集院だが、その推理の冴えは変わることなく、大小さまざまな事件を解決へと導いている。その主なものとしては、同人誌サークルメンバーの連続殺人事件(『タナトス・ゲーム』)、六本木のクラブを舞台とした連続殺人事件(『水曜日のジゴロ』)、地方のさびれた遊園地で起こった連続女性失踪事件(『真夜中のユニコーン』)、天才サックス奏者・矢代俊一への脅迫事件(『身も心も』)、かつて一世を風靡したゲイクラブでの恐喝・殺人事件(『聖者の行進』)、京都のミステリーツアーでの殺人未遂事件(『陽気な幽霊』)、友禅の老舗工房での殺人事件(『女郎蜘蛛』)、ある民家で起こった死体消失事件(『逃げ出した死体』)、女子小学生を巻き込んだ連続失踪事件(『六月の桜』)、長らく迷宮入りしていた3件の幼児殺人・失踪事件(『木蓮荘綺譚』)がある。
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