川島 (高松市)とは? わかりやすく解説

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川島 (高松市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 20:43 UTC 版)

川島地区
かわしま
日本
地方 四国地方
都道府県 香川県
自治体 高松市
旧自治体 木田郡山田町の一部(旧川島町部分)
面積
6.05km²
世帯数
3,946世帯
総人口
9,964
登録人口、2012年10月1日現在)
人口密度
1,646.94人/km²
隣接地区 高松市林地区、高松市川添地区
高松市十河地区
高松市東植田地区、高松市西植田地区
高松市三谷地区
高松市役所川島コミュニティセンター
北緯34度16分35.3秒 東経134度5分8秒 / 北緯34.276472度 東経134.08556度 / 34.276472; 134.08556座標: 北緯34度16分35.3秒 東経134度5分8秒 / 北緯34.276472度 東経134.08556度 / 34.276472; 134.08556
所在地 〒761-0442
香川県高松市川島本町191番地2
川島地区
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川島(かわしま)は香川県高松市南東部にある一地区。由良町、川島本町、川島東町の3町からなる。かつては全域が「木田郡川島町」(かわしまちょう)として存在し、1955年4月1日山田町となった後、1966年7月1日に高松市へ編入された。

地理

地区は高松市南東部に位置し、旧山田町の中心部となっていた地区である。人口は2010年時点で1万89人(男4827人/女5362人)、世帯数は3914世帯であり[1]、2010年までの10年間ではほぼ横ばいか微減状態である。面積は6.05km2[2]と高松市の地区では平均的な広さであるが、人口密度は1平方キロメートルあたり1646.94人と高松市の平均(1140.03人)を上回っている。

川島本町交差点を中心とした県道12号三木国分寺線県道156号西植田高松線沿線に放射状の集落が形成されている。

地形

全域が高松平野の一部であるため大きな起伏は存在しないが、地区北部の由良町には標高120.3mの由良山が孤高物として存在している。扇状地を形成する高松平野の特性上、地区の南に行けば行くほど標高は上がり、同時に斜度もきつくなる。そのため地区の南に隣接する西植田地区東植田地区ではほぼ丘陵地帯を形成するに至り、高松平野はその付近を限界として以南は讃岐山脈に連なる。

地区の中心には春日川が貫流する。香川県の典型的な平野の特徴であるため池は、北部を中心とした平野部ではなく、南部を中心とした丘陵地帯に多く存在する。

  • 山:由良山
  • 川:春日川
  • 湖沼:坂瀬池、上金法寺池、下池、新池、次郎毛池、道池

人口

2002年(平成14年) 10,169人
2003年(平成15年) 10,279人
2004年(平成16年) 10,274人
2005年(平成17年) 10,287人
2006年(平成18年) 10,277人
2007年(平成19年) 10,196人
2008年(平成20年) 10,116人
2009年(平成21年) 10,126人
2010年(平成22年) 10,089人
高松市 / 登録人口10月1日時点)

隣接する地域

高松市山田支所川島管内

  • 由良町 761-0441
  • 川島本町 761-0442
  • 川島東町 761-0443

歴史

年表

高松市編入以前は「山田町」を参照

町名の変遷

実施後 実施年月日 実施前
由良町 昭和41年7月1日 大字上田井
川島本町 大字高野
川島東町 大字坂元

経済

第一次産業

地区内には多くの農地が存在し、主に稲作を中心とした農業が行われている。しかし、郊外化による宅地開発で農地は年々減少する傾向にある。

第二次産業

地区内に大規模な第二次産業集中地帯は無いが、中小の工場が点在している。また、由良町の由良山で採れる「由良石」は建築用の特産品であり、1935年(昭和10年)頃には三大都市圏における高級建材として利用され、需要が急増した戦後は高度経済成長を支えた土木工事などに年間約20万トンが産出された[3]。特に皇居東庭の宮殿広場で敷石として使用されていることでも知られる[4]

第三次産業

県道12号三木国分寺線の沿線を中心にスーパーマーケットや古くから続く個人商店などが立地している。

主な商業施設
主な企業

教育

地区内の小学校高松市立川島小学校が存在し、中学校高松市立山田中学校が存在する。小学校区は川島小学校が地区の全域を校区としている他、隣接する西植田地区の池田町の一部も校区としている。中学校区は地区内に位置する山田中学校が全域を校区としている他、残る旧山田町3地区(十河、西植田、東植田)も校区としている[5]

小学校・中学校
  • 高松市立川島小学校
  • 高松市立山田中学校
幼稚園・保育所
  • 高松市立山田幼稚園
  • 高松市立川島保育所

行政

この地区の行政サービスの中心としては高松市山田支所があり、当地区だけでなく旧山田町(十河、西植田、東植田)全域における各種住民サービスに対応している。またそこは公民館も兼ねていて川島コミュニティセンターとして地域交流・生涯学習の中心となっている。

主な行政施設
  • 高松市山田支所
  • 高松東警察署川島交番
  • 高松市東消防署山田出張所

生活

公共施設[6][7][8]
  • 川島コミュニティセンター(公民館
  • 川島郵便局
  • 由良川東公園
  • 川島中央公園

交通

道路

国道
  • なし
主要地方道
その他県道

鉄道

  • なし

地区内に鉄道駅は存在しないため、最寄り駅は隣接する地区にあることでん長尾線水田駅高田駅となる。

バス

地区内を通るバス路線はことでんバスサンメッセ・川島・西植田線の1路線4系統が存在する。全系統ともJR高松駅ことでん瓦町駅経由で、地区内では西植田線が県道156号西植田高松線を路線とし、川島線3系統は途中から県道12号三木国分寺線へ分岐している。川島線3系統の路線は上り方では全て異なる場所を経由するが、地区に入る直前で全て同じ経路に合流する。

ことでんバス
  • サンメッセ・川島・西植田線
    • 川島線・サンメッセ香川経由便(61・62)/レインボー通り経由便(65・64)/林新道経由便(67・66)川久保 - 由良 - 切戸 - 川島 - 川島小学校前 - 川島東町 - 十河小学校前
    • 西植田線(63・62)川久保 - 由良 - 切戸 - 川島 - 川西 - 市場

メディア

放送

ケーブルテレビ
地上波テレビ放送

基本的に高松市東部古高松地区前田山にある高松局を受信する。古い建物などでは岡山県玉野市金甲山にある岡山局を受信している世帯もあるが、それらの世帯でもほとんどは加えて高松局も受信している。高松局を受信する場合はアナログ放送でもUHFアンテナ1本で全チャンネルが受信できるが、アナログ放送において岡山局を受信する場合はUHFアンテナとVHFアンテナの2本が必要だった。なお、デジタル放送は全てUHFアンテナ1本で済む。

局名 NHK高松 NHK岡山 RNC KSB RSK OHK TSC 出力 偏波面 送信
場所
総合 教育 総合 教育
デジタルリモコン番号 1ch 2ch 1ch 2ch 4ch 5ch 6ch 8ch 7ch
高松 デジタル 24ch 13ch - - 15ch 17ch 21ch 27ch 18ch NHK1kW/民放500W 水平 前田山
アナログ 37ch 39ch - - 41ch 33ch 29ch 31ch 19ch NHK10kW/民放5kW
岡山
(北讃岐)
デジタル (24ch) (13ch) 32ch 45ch 20ch 30ch 21ch 27ch 18ch 2kW(200W) 水平 金甲山
アナログ - - 5ch 3ch 9ch 25ch 11ch 35ch 23ch V10kW/U20kW

県外波

名所・旧跡・観光・レジャー

地区内に主だった観光施設はない。

参考文献

  1. ^ 登録人口(平成22年10月1日現在)/第2表 町別・男女別人口” (EXCEL). 高松市 (2010年10月1日). 2011年6月18日閲覧。
  2. ^ 平成18年版高松市統計年報/1.土地・気象” (EXCEL). 高松市 (2006年4月1日). 2011年6月18日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典37 香川県』角川書店、1985年9月、237頁頁。ISBN 978-4-04-001370-1 
  4. ^ 石のこころ香川の銘石”. 日本石材産業協会香川支部. 2011年6月18日閲覧。
  5. ^ 高松市立小中学校校区一覧(学校名)” (PDF). 高松市 (2010年5月1日). 2011年6月18日閲覧。
  6. ^ コミュニティセンター一覧”. 高松市. 2011年6月18日閲覧。
  7. ^ 郵便局一覧/香川県内”. 日本郵政. 2011年6月18日閲覧。
  8. ^ 高松地区の都市公園” (PDF). 香川県 (2007年12月3日). 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月18日閲覧。

外部リンク


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