居住区としての人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:12 UTC 版)
横浜市内には多くの観光地が存在し、大企業の本社や工場が多数存在する商工業の拠点である一方、東京の衛星都市・ベッドタウンとしての性格も強い。市外の湘南海岸や三浦半島、丹沢山地や箱根山にも1時間程度でアクセス可能など、アウトドアにも利便性がある立地である。都筑区には大規模な新興住宅街である港北ニュータウンが造成された。東京都心と比べて不動産価格も安い事から、居住区としては常に人気上位にあり、2018年から2020年に掛けて複数のアンケート調査結果で、2位以下の地区と大差を付けて、住みたい街ランキングの第1位に輝いている(生活ガイド.com、SUUMO、LIFULL等のアンケート調査結果)。この人気については、全国的に認知され、利便性も高い横浜駅周辺に集中している。しかし西区や中区などの中心部を除けば基本的に丘陵地の閑静な住宅地であり、郊外の区にはスプロールした住宅街や田園風景が広がるなど、「異国情緒漂うお洒落な港町」という一般的な横浜のイメージとは大きな差があり、田舎な景色も多い。 横浜駅は全国最多である6社局の鉄道事業者が乗り入れる一大ターミナルであり、駅周辺には全国有数の規模を誇る繁華街が広がっている。西口には全国百貨店売上高でトップ10に入る横浜髙島屋、東口には開店当時東洋一の店舗面積と開店資金を誇った横浜そごうなどの大手百貨店も存在し、他にもルミネ横浜、JR横浜タワー(NEWoMan横浜、CIAL)、相鉄ジョイナス、横浜岡田屋モアーズ、マルイシティ横浜、横浜スカイビル、横浜ベイクォーターといった駅ビル・ファッションビル・専門店街などの大型商業施設が集積している。駅近辺には広大な地下街や飲食店街が広がり、さらにはJR横浜タワー内のT・ジョイ横浜(シネマコンプレックス)やアソビルなどのアミューズメント施設も充実しており、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの大型家電量販店も存在するため、これらを統合すると多岐にわたる様々なジャンルの店舗が集まっており、衣食住のブランドが完備された便利な環境であるため、人気の要因のひとつとなっている。また、専門学校や大手予備校、学習塾、各種資格学校なども集積しているため、学生街の一面もある。
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