少年期から即位までとは? わかりやすく解説

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少年期から即位まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 00:34 UTC 版)

ダビデ」の記事における「少年期から即位まで」の解説

イスラエル最初の王であったサウルは、アマレク人との戦いで主な神の命令に背き、その寵を失った神の命をうけたサムエル新たな王を見出して油を注ぐべく、ベツレヘムエッサイなる人物の元に向かった。そこでサムエルエッサイ第八子で羊飼い美し少年ダビデに目をとめてこれに油を注いだその日以降、主の霊はサウル離れてダビデ激しくむようになり、サウルは主から来る悪霊さいなまれるようになった。そこで家臣たちが竪琴巧みな者を側に置くように進言し、戦士であり竪琴巧みダビデが王のもとに召し出された。ダビデが王のそばで竪琴(ベゲナ(英語版))を弾くとサウルの心は安まり気分がよくなった。 その頃サウルイスラエル人たちはペリシテ人との戦い繰り返していた。ペリシテ最強戦士ガト出身ゴリアトゴリアテはしばし単身イスラエル軍前に現れ挑発繰り返しイスラエル兵はこれを恐れた従軍していた兄たち食料届けるために戦陣おとずれダビデは、ゴリアト挑発聞いて奮起し、その挑戦を受けることを決意したサウル前にでたダビデサウルの鎧と武器与えられて身にまとったが、すぐにこれを脱ぎ羊飼いの杖石投げだけを持って出て行ったゴリアトダビデを見ると「さあ来い。おまえの肉を空のや野のにくれてやろう」と侮ったが、ダビデは お前は剣や投げ槍でわたしに向かってくるが、わたしはお前が挑戦したイスラエル戦列の神、軍の主の名によってお前に立ち向かう。この戦いは主のものだ。主はお前たちを我々の手渡される。 と答えたダビデが石を投じるゴリアトの額にめり込みゴリアトうつぶせ倒れたダビデは剣を持っていなかったので、ゴリアトの剣を引き抜いてその首を落としたペリシテ軍はこれを見て総崩れになり、追撃したイスラエル軍大い勝利したその後ダビデ出陣の度に勝利をおさめ、人々人気博したサウルはこれをねたみ、ダビデを憎むようになった。サウルペリシテの手によってダビデ亡き者にしようとたびたび戦場送り込んだが、ダビデことごとく勝利をおさめ、サウルの娘ミカルめとった。ここにいたってサウル家臣たちにダビデ殺害命令下したが、サウルの息子ヨナタンダビデの大親友であったので、ダビデにこれを告げダビデ死地逃れたその後サウル幾度もダビデの命を狙ったが、すべて失敗したサウルの手逃れて各地転々としたダビデであったが、あるとき、エン・ゲディ洞窟隠れているときにサウルがそこに入ってきた。ダビデ周囲の者たちはサウル仕留めるように勧めたが、ダビデはこれをせず、ひそかにサウルの上着の裾を切り取ったダビデは何も気づかずに洞窟出たサウルに裾を示し害意のないことを告げたまた、別の機会サウルダビデを討つべく出陣したときに、ダビデサウル陣内侵入するサウル従者眠りこけていた。ダビデ従者は再びサウルを討つことを進めたが、ダビデはこれを拒み王の槍水差しをもって陣営出たダビデは再びサウル害意のないことを告げたその後、神の寵愛失っていたサウルペリシテ軍勢前に敗れ息子たちとともにギルボア山追い詰められた。ヨナタンを含む息子たち戦死しサウルは自ら剣の上身を投じて死んだサウルヨナタンの死を聞いたダビデは衣を引き裂いてこれを嘆いたダビデは神の託宣受けてユダヘブロンへ赴きそこで油を注がれユダの王となったユダ一族率いたダビデは、サウルの後を継いだサウルの息子イシュ・ボシェト率いイスラエル軍勢戦い繰り返したイシュ・ボシェト昼寝中に家臣殺害され、その首がダビデ元にもたらされた。ダビデイシュ・ボシェト殺害した2人殺して木につるした。ここに至ってダビデは全イスラエルの王、指導者になり、エルサレム進撃してそこを都とした。

※この「少年期から即位まで」の解説は、「ダビデ」の解説の一部です。
「少年期から即位まで」を含む「ダビデ」の記事については、「ダビデ」の概要を参照ください。

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