少年期 - 猟師志願
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 23:38 UTC 版)
三毛別羆事件は、エゾヒグマの襲撃により三毛別の住民7名が死亡した事件である。大川は屯田兵として入植した事件当時の三毛別区長の大川与三吉の息子であり、事件中に自宅が事件対策本部となっていたことから、この事件の一部始終を見聞していた。 事件終息後に彼は、父から猟師となってヒグマを仕留めることを薦められた。子供ながらヒグマを強く憎んだ彼は、犠牲者たち7人の位牌の前で、犠牲者1人につきヒグマ10頭、計70頭を仕留めて仇を討つことを誓った。 当時の大川家には、アイヌの猟師が山での狩猟を終えた後、買物に立ち寄ることが多かった。少年期の大川は、この猟師たちにヒグマの生態や狩猟の知識を教わって育った。三毛別羆事件のヒグマを仕留めたマタギである山本兵吉にも師事した。
※この「少年期 - 猟師志願」の解説は、「大川春義」の解説の一部です。
「少年期 - 猟師志願」を含む「大川春義」の記事については、「大川春義」の概要を参照ください。
- 少年期 - 猟師志願のページへのリンク