小説版ガンダムMk-II(エプシィガンダム)
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「ガンダムMk-II」の記事における「小説版ガンダムMk-II(エプシィガンダム)」の解説
小説版ガンダムMk-II(エプシィガンダム)は、小説においてはガンダムMk-IIの役を務め、富野由悠季の草案段階ではアニメ版ガンダムMk-IIの競作機にしてΖガンダムとの中間に相当する機体であり、またアニメ版の本機には企画段階でデルタガンダムという異名が与えられているという、非常に複雑な存在となっている。 小説版ガンダムMk-IIは富野が執筆した原作小説である講談社『機動戦士Ζガンダム』第1巻の表紙に描かれたものであり、永野護によってデザインされた。頭部しか描かれていないが、RX-78系ガンダムの記号たる二重“への字”型インテークがないなど、アニメ版のMk-IIとは大幅にデザインが異なる。また、カラーリングも全面グレーとなっている。 このデザインは本来、「エプシィガンダム」という名称のMSのものだった。企画段階ではシャアのもたらした技術で開発されたガンダムMk-IIとΖガンダムの間を埋める存在として登場する予定であったが、永野が途中でアニメの制作現場を離れることになったためにお蔵入りとなっていたもので、アニメでは同機の役どころは「リック・ディアス」と「百式」が担うこととなった。 はじめは小説表紙の頭部しか発表されていなかったが、のちに模型雑誌『モデルグラフィックス1986年3月号別冊 ガンダムウォーズ・プロジェクトゼータ』の作例として立体化されるにあたり全身図のラフ稿が公開され、デザイナーの永野自身により新たに背景設定が作られることとなった。 「Ζ計画#εガンダム」も参照
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