小林悠 (サッカー選手)とは? わかりやすく解説

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小林悠 (サッカー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/09 19:01 UTC 版)

小林 悠
名前
愛称 ユウ、アンパンマン
カタカナ コバヤシ ユウ
ラテン文字 KOBAYASHI Yu
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1987-09-23) 1987年9月23日(37歳)
出身地 東京都町田市
身長 177cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム 川崎フロンターレ
ポジション FW / MF
背番号 11
利き足 右足
ユース
2003-2005 麻布大学附属渕野辺高等学校
2006-2009 拓殖大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008 水戸ホーリーホック特別指定選手 5 (0)
2010- 川崎フロンターレ 392 (143)
代表歴2
2014-2018 日本 14 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月5日現在。
2. 2018年9月11日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

小林 悠(こばやし ゆう、1987年9月23日 - )は、東京都町田市出身のプロサッカー選手Jリーグ川崎フロンターレ所属。ポジションはフォワードミッドフィールダー。元日本代表

2017年のJリーグMVPJ1得点王(23得点)。

来歴

プロ入り前

保育園にいた頃に兄の影響でサッカーを始め、小学生時には関東選抜にも選出される。川崎フロンターレU-18のセレクションを受験するも落選し、麻布大学附属渕野辺高等学校(現麻布大学附属高等学校)に進学した。

高校では3-5-2システムのトップ下、サイドハーフとしてプレーし2004年、2005年と全国高校サッカー選手権に2年続けて出場を果たした。この時のチームメイトには、お笑い芸人・ぺこぱシュウペイ太田宏介小野寺達也等がいた。

拓殖大学ではFWでプレー。大学在学中の2008年7月15日に特別指定選手として水戸ホーリーホックに所属が決まると、ケガ人の多いチーム事情もあり、7月20日のヴァンフォーレ甲府戦に出場。大学4年時の2009年4月8日、大学卒業後の2010年シーズンから川崎フロンターレに入団することが発表された。同期入団は楠神順平ら。

川崎フロンターレ

入団前の怪我でシーズン当初をリハビリに費やすが、2010年9月5日に行われた第90回天皇杯2回戦の鹿屋体育大学戦で2得点を挙げ、公式戦初ゴールを記録。

2011年、シーズン開幕前に背番号を24から前年までヴィトール・ジュニオールが着用していた11に変更。5月3日のJ1リーグ第9節・ジュビロ磐田戦で途中出場しリーグ戦初ゴールを挙げ、リーグでは年間12得点をマークした。

2015年シーズンは怪我に苦しむが、2016年、大久保嘉人とともに2トップの一角として得点を量産、7月30日、2ndステージ第6節の湘南ベルマーレ戦ではクラブ新記録となる6試合連続得点を挙げ[1]、8月6日に行われた2ndステージ第7節の甲府戦でも得点を挙げてJリーグ記録にあと1得点と迫ったが[2]、続く第8節のサガン鳥栖では得点を挙げられず、連続得点は7でストップした。11月26日、Jリーグの複数クラブからオファーを受けたが、自身のブログで残留することが発表された[3]

2017年、前年までキャプテンを務めていた中村憲剛に代わりキャプテンに就任。2月25日、大宮アルディージャとの開幕戦では4年連続となる開幕戦ゴールを決めて勝利に貢献した。5月30日、ACL決勝トーナメント1回戦の第2戦ではムアントン・ユナイテッドFCに1得点2アシストの活躍でベスト8進出に貢献した[4]

12月2日、最終節の大宮戦でプロ入り後初のハットトリックでクラブ史上初のリーグ優勝に貢献し、自身初の得点王に輝いた[5]。5日に開催されたJリーグアウォーズでは得点王、ベストイレブン、MVPに選出された[6][7]

2019年7月14日、第19節のFC東京戦では史上14人目となるJ1通算100点目となるゴールを決めた[8]。10月26日、ルヴァンカップ決勝の北海道コンサドーレ札幌戦では2得点し同大会初優勝[9]

2020年8月14日、第10節のコンサドーレ札幌戦でJ1での通算111得点目を記録。ジュニーニョが持つJ1でのクラブ最多得点記録を更新した[10]

2021年2月20日行われたゼロックススーパーカップではアディショナルタイムに決勝点を決めて優勝に貢献した[11]

日本代表

2014年10月、日本代表に初招集され[12]、10月10日のキリンチャレンジカップジャマイカ戦で日本代表デビューを果たした。

2016年3月17日、2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選の代表発表で復帰。6月3日、キリンカップサッカー2016ブルガリア代表戦で代表初先発を果たした。

2017年12月12日、EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017中国戦で代表初得点を決めた[13]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2008 水戸 35 J2 5 0 - - 5 0
2010 川崎 24 J1 6 0 0 0 2 2 8 2
2011 11 32 12 4 2 3 2 39 14
2012 26 6 6 2 3 2 35 10
2013 23 5 8 2 2 0 33 7
2014 30 12 2 0 2 0 34 12
2015 18 5 1 0 2 0 21 5
2016 32 15 2 0 3 1 37 16
2017 34 23 5 0 2 0 41 23
2018 27 15 0 0 1 0 28 15
2019 31 13 4 2 1 1 36 16
2020 27 14 5 4 2 0 34 18
2021 33 10 2 0 4 2 39 12
2022 30 5 1 0 1 0 32 5
2023 16 4 3 0 3 0 22 4
2024 27 4 1 0 0 0 28 4
通算 日本 J1 392 143 44 12 31 10 467 165
日本 J2 5 0 - - 5 0
総通算 397 143 44 12 31 10 472 165

その他の公式戦

  • 2018年
  • 2019年
    • FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
  • 2021年
    • FUJI XEROX SUPER CUP 1試合1得点
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2014 川崎 11 6 3
2017 10 6
2018 4 0
2019 5 1
2021 2 0
2022 6 4
2023-24 2 1
通算 AFC 35 15

タイトル

クラブ

川崎フロンターレ

個人

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 14試合 2得点(2014年 - 2018年)


日本代表 国際Aマッチ
出場 得点
2014 2 0
2016 6 0
2017 3 2
2018 3 0
通算 14 2

出場

No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 監督 大会
1. 2014年10月10日 新潟 デンカビックスワンスタジアム ジャマイカ ○1-0 アギーレ キリンチャレンジカップ2014
2. 2014年10月14日 カラン シンガポール・ナショナルスタジアム ブラジル ●0-4 アギーレ 国際親善試合
3. 2016年3月24日 さいたま 埼玉スタジアム2002 アフガニスタン ○5-0 ハリルホジッチ 2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選AFCアジアカップUAE予選
4. 2016年6月3日 豊田 豊田スタジアム ブルガリア ○7-2 ハリルホジッチ キリンカップサッカー2016
5. 2016年6月7日 大阪 市立吹田サッカースタジアム ボスニア・ヘルツェゴビナ ●1-2 ハリルホジッチ キリンカップサッカー2016
6. 2016年9月6日 バンコク ラジャマンガラ・スタジアム タイ ○2-0 ハリルホジッチ 2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
7. 2016年10月6日 さいたま 埼玉スタジアム2002 イラク ○2-1 ハリルホジッチ 2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
8. 2016年10月11日 メルボルン ドックランズ・スタジアム オーストラリア △1-1 ハリルホジッチ 2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
9. 2017年12月9日 東京 味の素スタジアム 朝鮮民主主義人民共和国 ○1-0 ハリルホジッチ EAFF E-1サッカー選手権2017
10. 2017年12月12日 東京 味の素スタジアム 中国 ○2-1 ハリルホジッチ EAFF E-1サッカー選手権2017
11. 2017年12月16日 東京 味の素スタジアム 韓国 ●1-4 ハリルホジッチ EAFF E-1サッカー選手権2017
12. 2018年3月23日 リエージュ スタッド・モーリス・デュフラン マリ △1-1 ハリルホジッチ 国際親善試合
13. 2018年3月27日 リエージュ スタッド・モーリス・デュフラン ウクライナ ●1-2 ハリルホジッチ キリンチャレンジカップ2018
14. 2018年9月11日 大阪 パナソニックスタジアム吹田 コスタリカ ○3-0 森保一 キリンチャレンジカップ2018

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2017年12月12日 日本調布市 中国 ○2-1 EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017
2. 2017年12月16日 日本、調布市 韓国 ●1-4

脚注

  1. ^ 【川崎】小林、カズに並んだ6戦連発…J記録サリナスの8戦連発も「いけそうかな」 スポーツ報知 2016年7月31日(閲覧2016年7月31日)[リンク切れ]
  2. ^ 川崎F FW小林悠、ついに7試合連続ゴール!Jリーグ記録に「あと1」 スポニチ 2016年8月6日(閲覧2016年8月15日)[リンク切れ]
  3. ^ 小林悠「フロンターレが一番」年俸1億円差の巨額オファー蹴り残留スポニチ
  4. ^ ムアントン戦で1G2Aの小林悠にタイ紙が最高評価、敵将「注意していたが…」 サッカーキング(2017年5月31日)2017年5月31日閲覧。
  5. ^ 川崎F・小林 ハットで初の得点王「個人の成績よりチームのタイトルがうれしい」 スポニチ(2017年12月2日)
  6. ^ 得点王争った2人が壇上で…杉本「曜一朗くんがPKを…」小林「上回っちゃいました」”. ゲキサカ (2017年12月5日). 2017年12月6日閲覧。
  7. ^ MVP受賞で個人3冠の小林悠、家族が壇上に上がる“サプライズ祝福” ゲキサカ 2017年12月5日
  8. ^ 【川崎】小林悠、14人目のJ1通算100得点「正直、100点はどうでもよかった」 スポーツ報知(2019年7月15日)2019年7月15日閲覧。
  9. ^ 途中出場から殊勲の2ゴール、主将の小林悠が喜び爆発「自分の仕事はゴールしかないと思っていた」 Goal.com(2019年10月26日)2019年10月26日閲覧。
  10. ^ 【川崎】感慨深き“師匠”ジュニーニョ超え。指揮官も称賛する小林悠が積み重ねた112ゴールの意味”. 2020年8月20日閲覧。
  11. ^ 90+6分の劇的決勝ゴール! 川崎F小林悠「こういう試合でヒーローになるのは自分」 ゲキサカ(2021年2月20日)2021年2月21日閲覧。
  12. ^ お知らせ:KAWASAKI FRONTALE:日本代表メンバー選出のお知らせ 2014年10月1日
  13. ^ J1MVP小林悠、執念で代表初ゴール「1点だけ絶対、取りたいと」 デイリースポーツ(2017年12月12日)

関連項目

外部リンク





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