客室設備の変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 15:03 UTC 版)
「阪急5000系電車」の記事における「客室設備の変更点」の解説
車内の化粧板はマホガニー模様の木目調を継承するが、妻面や扉部分は更に濃い色調としてアクセントを付けた。この色調の内装は9000系・9300系以降の新造車にも引き継がれている。 窓ガラスは緑色のUVカットの複層ガラスに交換され、乗降扉のガラスも大型化された。側窓はパワーウィンドウを採用、日除けは阪急伝統の鎧戸型からフリーストップ式のロールカーテンに変更され、操作性の向上を図った。第1・第2編成の旧乗務員室部分は横仕切りの一部を残して2人掛けの座席を設置、狭幅のパワーウインドウ付き側窓が設置された。 床材は模様入りとなり、側入口付近は滑り止め加工を行った。荷棚は従来はパイプ式であったが、荷物落下防止のためポリカーボネート製のボード形に変更、6本目の5001Fでは金属化された。車内天井の冷房吹出口は従来同様ながら形状を変更、側出入口付近にはスイープファンを設け、補助回転扇を撤去し、フラットな天井構造となった。 バリアフリー対応の設備も設けられ、各車の扉付近3箇所には、次駅案内や停車駅案内等を行うLED式車内案内表示装置が設置された。車椅子スペースは大阪方から1・3・5・8両目に設けられている。扉開閉予告灯とドアチャイムも設置されている。つり革は座席前のものを従来より50mm下げ、床面から1,567mmの高さとして使用性の向上を図った。 5001の室内 5560の簡易中間化改造部
※この「客室設備の変更点」の解説は、「阪急5000系電車」の解説の一部です。
「客室設備の変更点」を含む「阪急5000系電車」の記事については、「阪急5000系電車」の概要を参照ください。
- 客室設備の変更点のページへのリンク