客家文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:36 UTC 版)
詳細は「客家」を参照 移民系である客家はその開墾事業を行うために一族の団結が求められ、そのため古代中国の中原地区の言語、風俗、習慣などの特徴を残した文化を現在に伝えている。 建築面では台湾客家は宗祠や公庁等などの独自の建築様式を有している。建材はその土地で入手可能な土、レンガ、木材、竹材などを利用しており、台湾では福建系の「紅磚紅瓦」が多用された建築が一般的である。代表的なものとしては新竹県の北埔天水堂姜屋、屏東県の佳冬蕭屋、六堆夥房、美濃菸楼などが挙げられる。 衣服面では以前は独自の「藍杉」を日常着用していたが、現在では殆ど見ることがなくなっている。しかし近年では「客家花布」を用いてデザインした「客家杉」が登場し新しい客家文化として紹介されている。 現在でも客家人の族群意識は高く、台湾では2001年に内政部内に客家委員会が設置され、また「台湾客家文化芸術節」、「客家桐花祭」、「客家電視台」など独自文化を継承すべく積極的な活動を行っている。
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