安国寺甕棺墓群とは? わかりやすく解説

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安国寺甕棺墓群

名称: 安国寺甕棺墓群
ふりがな あんこくじかめかんぼぐん
種別 史跡
種別2:
都道府県 福岡県
市区町村 久留米市山川神代
管理団体 久留米市(昭581029)
指定年月日 1980.11.26(昭和55.11.26)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S55-05-024安国寺[[甕棺墓群]かめかんぼぐん].txt: 福岡県南部筑後平野流れ筑後川は、高良山神籠石のある高良山の麓をすぎて流れ西から南に変える。このあたり、高良山北方約2キロメートル筑後川南岸発掘され弥生時代遺跡安国寺遺跡である。この遺跡筑後川自然堤防状をなす標高10メートル河川より若干高い平地にある。この地域区画整理事業に伴い昭和53年久留米市教育委員会発掘調査してその内容明らかにしたものである。遺跡東西60メートル南北90メートルのほぼ楕円形広がっている。調査地で検出され遺構は、甕棺墓65基、土〓(*1)墓4基、竪穴4基、祭祀遺構10か所である。甕棺墓は、弥生時代中期中心とし、2例の甕棺以外は合せ甕棺である。また祭祀遺構多量丹塗り土器すてられ土坑状のもので、その内から筒形土器開口・短頚・無頚の壺形土器、甕、高坏鉢形土器などのあざやかな丹彩の土器セット検出されている。祭祀用の土坑は、一部甕棺墓をとり囲んでいるようにも観察されている。ここから出土した100個に及ぶ丹彩土器甕棺墓地における祭祀状況生き生きうかがわせるのである
 この甕棺墓地はその範囲限定され、おそらく全体300前後基数であろう推定されており、祭祀遺構も数地点存在確認されている。このように九州における弥生時代の独特の墓制である甕棺墓とそれに伴う祭祀とその祭祀用土器実態判明したことは、弥生時代の墓制を知る上で極めて重要なものといえよう。また甕棺墓地としてもその全体把握され典型的なもので、学術上も重要なものであり、指定して保存を図るものである
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
史跡:  宇陀松山城跡  安井息軒旧宅  安倍寺跡  安国寺甕棺墓群  安国寺集落遺跡  安慶名城跡  安来一里塚


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