女優・タレント系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:34 UTC 版)
「グラビアアイドル」の記事における「女優・タレント系」の解説
水着グラビアタレントの元祖はアグネス・ラムなど、日本人女性と比べると優れたプロポーションを持つ外国人女性なども挙げられ、後に日本人のグラビアモデルが多くなったが、その後も「グラビア界の黒船」と言われたリア・ディゾンや、「無国籍の9頭身美女」のキャッチフレーズで注目されたCicaなど、様々な外国人女性が一定の人気を得ている。 芸能界で活躍している女優・タレントの中にも、以前はグラビア活動も展開していた人物は決して少なくない。例えばセミヌードの項にあるとおり1970年代から1980年代にかけて、俳優業を行っていた女優らが雑誌の他にテレビCM、商品(おもには酒類)販売促進用のカレンダーやポスターなどの広告媒体などでグラビア活動を実戦していた。1990年代以降も仲間由紀恵、深田恭子、加藤あい、井川遥、綾瀬はるか、長澤まさみなど、また2010年代の有村架純、吉岡里帆など、グラビア活動をこなしつつ俳優業も行っていた。その後彼女らは出演作品に恵まれたこともあり、その後女優として大成する。 一方で、もともと女優をしながら、セクシャルな写真集などを刊行するなどで、グラビア活動を展開したりする傾向も多く見られる。 優香、小池栄子、眞鍋かをり、中川翔子、若槻千夏らのような1990年代、2000年代を代表的するグラビアアイドルらは、グラビア界を離れた後も女優業や司会業、コメンテーター、果てはお笑いタレント並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて、人気タレントになっていった。 その一方で、グラビアタレントとして一定の地位を確立した後も、あえてグラビアを(少なくともしばらくは)卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者もいる(一例として、井上和香、小倉優子、吉木りさ、おのののかなど)。 #通常ファッションの通り、グラビアは何も水着やヌードだけには止まっておらず、通常ファッションによるグラビアも展開されている。 かつては広末涼子、矢田亜希子、上戸彩らが、この路線で売り出されて成功しているが、同時にファンの落胆を招いている側面もある。しかし、その副産物的現象として、水着グラビアを見せること自体が極めて稀となったそれらのタレントの水着等が掲載された雑誌や写真集、テレホンカードなどは、現在においても中古市場で高値で取引されている。 #年齢層の拡大においては、熊田曜子や磯山さやかの活躍が、グラビアタレントとしての平均寿命を飛躍的に上げることになり、本人の意欲とプロポーション維持を怠らなければグラビアでも活躍できる、という認識が広く生まれ、この後多くの高年齢グラビアタレントが活躍の場を広げていくことになる。 1967年生まれの桜井美春が41歳にしてグラビアタレントとしてデビュー、「ほしのあきを超えた、最年長グラドル」として話題となった。また、2010年には1965年生まれで、1990年代にレースクイーンなどで活躍した岡本夏生が44歳にしてグラビアタレントとしての活動を再開したことも話題になった。 一方、2020年現在は"撮影会やSNSなどでも水着になるだけで誰でもグラビアタレントと名乗れてしまう"現状となっており、前述の雑誌や映像媒体ベースで活動していたものからは、批判や不満も出ている。
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