大塚道子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 04:52 UTC 版)
| おおつか みちこ 大塚 道子  | 
    |
|---|---|
| 生年月日 | 1930年6月6日 | 
| 没年月日 | 2013年2月26日(82歳没) | 
| 出身地 |   | 
    
| 死没地 |   | 
    
| 職業 | 俳優・声優 | 
| ジャンル | 舞台・映画・テレビドラマ | 
| 活動期間 | 1948年 - 2013年 | 
| 著名な家族 | 嵯峨隆一(兄)[3] | 
| 事務所 | 劇団俳優座 | 
| 主な作品 | |
|  テレビドラマ 『源義経』 舞台 『放浪記』  | 
    |
大塚 道子(おおつか みちこ、1930年6月6日[1][4] - 2013年2月26日[1])は、日本の女優、声優。東京府出身[4]。本籍地は高知県[5]。2010年から2013年まで劇団俳優座代表を務めた。兄は声優の嵯峨隆一[3]。
来歴・人物
東京女高師付属高等女学校中退[4][注 2]。舞台芸術アカデミーを経て[5]、1948年12月、劇団俳優座入団 [4]。映画やテレビドラマでは姑役で定評があった。また、ローレン・バコールの吹き替えなど声優としても活躍した。
1956年、第11回芸術祭賞奨励賞受賞[4]。2002年、舞台『放浪記』と『いのち燃ゆるとき』の演技が高く評価され、第27回菊田一夫演劇賞を受賞した。2011年には第45回紀伊國屋演劇賞を受賞した。
また2010年より劇団俳優座代表を務めていたが、2013年2月26日、虚血性心疾患のため死去[6]。
大塚の死後、ローレン・バコールなど吹き替えの持ち役は津田匠子(『百万長者と結婚する方法』:シャッツィ・ペイジ役 ※ テレビ朝日版 WOWOW追加収録部分)などが引き継いだ。
出演作品
テレビドラマ
- 人間そっくり(1959年、中日テレビ) - 小説家の妻 役
 - かげろう絵図(1960年、NTV)
 - 松本清張シリーズ・黒の組曲 第32話「真贋の森」(1962年、NHK) - 民子 役
 - ザ・ガードマン(TBS・大映テレビ室) 
    
- 第36話「醜聞」(1965年)
 - 第52話「バラ色の人生」(1966年)
 - 第138話「犯罪を予告する女」(1967年)
 - 第151話「氷と死神」(1968年)
 - 第224話「怪談・幽霊の赤ちゃん」(1969年)
 - 第225話「嫁と姑がうまくいく方法」(1969年)
 
 - 喜びも悲しみも幾歳月(1965年、TBS)
 - 松本清張シリーズ 「ある小官僚の抹殺」(1965年、KTV)
 - ナショナルゴールデン劇場 / 逃亡(1966年、NET)
 - 大河ドラマ(NHK)
 - 大奥(1968年、KTV)
 - 銭形平次 第117話「妻恋い笛」(1968年、CX)
 - 進め!青春(1968年、NTV)
 - ポーラテレビ小説「パンとあこがれ」(1969年、TBS) - 石川良 役
 - 無用ノ介 第18話「夏の終わり無用ノ介はひとり」(1969年、NTV)
 - 霧の旗(1969年、CX)
 - キイハンター(TBS・東映) 
    
- 第118話「踊れ墓場で幽霊ワルツ」(1970年)
 - 第201話「ドルショック殺人舞台」(1972年)
 - 第233話「美女とドクロの首飾り」(1972年)
 
 - 火曜日の女シリーズ(NTV) 
    
- 喪服の訪問者(1971年)
 - 木の葉の家(1972年)- 手塚民子
 
 - 飛び出せ!青春 第7話「このバカを許して下さい」(1972年、NTV) - 木次綾子 役
 - 徳川おんな絵巻 第9話「新入り女中大活躍」・第10話「女と男の決斗」(1970年、KTV)
 - 忍法かげろう斬り 第22話「風魔の佳人(おんな)」(1972年、KTV) - しぶき 役
 - 水戸黄門(TBS・C.A.L) 
    
- 第3部 第18話「人情・刀鍛冶・岡山」(1972年3月27日) - おまき 役
 - 第4部 第13話「曲わっぱの恋・大館」(1973年4月16日) - 加津 役
 - 第14部 第26話「湯けむり格さん子守唄・山中」(1984年4月23日) - ふで 役
 - 第21部 第10話「嫁のこころ姑しらず・日田」(1992年6月8日) - 政 役
 - 第22部 第16話「白いおひげのお風呂番・別府」(1993年8月30日) - おひで 役
 - 第22部 第32話「会津名物夫婦下駄・会津」(1993年12月20日) - 万亀 役
 - 第25部 第37話「豪雨の旅籠の殺人事件・上山」(1997年9月8日) - おもん 役
 - 第28部 第29話「妻を裏切る夫の本心・広島」(2000年10月16日) - 竹乃 役
 
 - 若い!先生(1974年、TBS) - 海堂秋乃 役 
    
- 第13話「ただいま! 北海道」
 - 第14話「ふるさとへの伝言」
 
 - 白い滑走路(1974年、TBS)- 杉山加奈 役
 - Gメン'75 (TBS・東映) 
    
- 第2話「散歩する囚人護送車」(1975年) - 柾木信也の母 役
 - 第128話「六万五千円の警察手帳」(1977年) - 高林俊の母 役
 - 第231話「危機一発! 車椅子の女刑事」(1979年) - 田中すみ 役
 
 - 悪魔の手毬唄(1977年、MBS)
 - 水中花(1979年、TBS)
 - 土曜ワイド劇場(ANB) 
    
- 「帝銀事件 大量殺人・獄中三十二年の死刑囚」(1980年) - 平沢マサ 役
 - 「迷探偵コンビの危険旅行 幽霊結婚」(1982年)
 - 「大豪邸に残された嫁と姑 銀座うしの時参り殺人」(1984年、ABC)
 
 - ちょっと神様(1982年、TBS)
 - 火曜サスペンス劇場(NTV) 
    
- 「悪魔の島の赤ちゃん」(1982年)
 - 「真夜中の白い少女」(1986年)
 
 - ザ・ハングマンII 第2話「女王がなめた苦い水」(1982年、ABC・松竹芸能) - 川瀬初枝 役
 - 大奥(1983年、KTV) 
    
- 第14話「京より天女が舞い降りた」 - 矢島局 役
 - 第15話「めんどり歌えば家亡ぶ」
 - 第16話「断崖に立つ女」
 
 - 昭和四十六年 大久保清の犯罪(1983年、TBS) - 大久保キヌ
 - あいつと俺 第9話「カモメのように翔んだ -別府-」(1984年、TX)
 - 月曜ワイド劇場「再婚妻と非行少年」(1985年、ABC)
 - 花王 愛の劇場「三どしま」(1987年、TBS)
 - 現代神秘サスペンス「女難の季節」(1989年、KTV・松竹)
 - はぐれ刑事純情派(ANB・東映)
 - 影武者・徳川家康(1998年、ANB)
 - マルモのおきて(2011年、CX) - 藤沢キミ
 
映画
- 悪徳(1958年) - 加治阿津子 役
 - 松川事件(1961年)
 - その場所に女ありて(1962年) - 祐子 役
 - けものみち(1965年)
 - 私は負けない(1966年) - 三村町子 役
 - 上意討ち 拝領妻始末(1967年) - 笹原すが 役
 - 牡丹燈籠(1968年) - お米 役
 - 金環蝕(1975年)
 - 悪霊島(1981年)
 - 次郎物語(1987年)
 
舞台
吹き替え
女優
洋画
- 冬のライオン 覇者の落日(キャサリン・ヘプバーン)
 - 何がジェーンに起ったか?(ジョーン・クロフォード)
 - 浜辺の女 (ペギー<ジョアン・ベネット>)
 
海外ドラマ
- 刑事コロンボ 別れのワイン(ジュリー・ハリス)
 - 看護婦物語「死を見つめて」(ゾラ・ロートン<キャロル・ローゼレ>)
 - 警部マクロード「赤い死のマーク」(カレン<ジョアンナ・バーンズ>)
 - ミス・アメリカ・コンテスト (ペギー<エリノア・パーカー>)
 
その他
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 「大塚道子(読み)おおつかみちこ」。コトバンクより2022年1月8日閲覧。
 - ^ “女優の大塚道子さんが死去/劇団俳優座代表”. 四国新聞. (2013年3月4日) 2023年7月17日閲覧。
 - ^ a b 「ラジオ・テレビの彼女たち」『映画と演芸 』秋の特大号、朝日新聞東京本社、1956年9月、57頁。
 - ^ a b c d e 「新劇俳優名鑑」『新劇便覧』テアトロ、1965年、262頁。
 - ^ a b c 『現代日本人名事典』平凡社、1955年、141頁。
 - ^ “劇団俳優座代表・大塚道子さん死去 82歳”. ORICON NEWS. (2013年3月4日) 2022年11月6日閲覧。
 
外部リンク
- 大塚道子のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
 - 大塚道子の解説 - goo人名事典 - ウェイバックマシン(2022年1月7日アーカイブ分)
 - 『大塚道子』 - コトバンク
 - 大塚道子 - KINENOTE
 - 大塚道子 - オリコン
 - 大塚道子 - MOVIE WALKER PRESS
 - 大塚道子 - 映画.com
 - 大塚道子 - allcinema
 - 大塚道子 - 日本映画データベース
 - 大塚道子 - テレビドラマデータベース
 
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