大和生命保険株式会社とは? わかりやすく解説

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プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険

(大和生命保険株式会社 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 05:18 UTC 版)

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社のデータ
英文社名 The Prudential Gibraltar Financial Life Insurance Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 100-0014
東京都千代田区永田町2-13-10 プルデンシャルタワー
創業 1911年(明治44年)9月20日
設立 2001年2月20日(あざみ生命保険株式会社)(注1)
代表者 得丸博充(代表取締役社長)
保険料等収入 4,627億53百万円(2017年3月期)
総資産 3,862億37百万円(2017年3月末現在)
保有契約高 4兆4,867億70百万円(2017年3月末現在)
SM比率 789.8%(2017年3月末現在)
従業員数 772名(2017年3月末現在)
格付け A+(S&P保険財務力格付け、2017年6月末現在)、AA-(R&I保険金支払能力格付け、2017年6月末現在)
主要株主 ジブラルタ生命保険株式会社(100%)
外部リンク https://www.pgf-life.co.jp/
特記事項:
注1:2002年4月1日に大和生命保険相互会社を吸収合併し、大和生命保険株式会社に商号変更。2009年4月30日にプルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険に変更。
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大和生命保険本社(現 日比谷U-1ビル

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社(プルデンシャルジブラルタファイナンシャルせいめいほけん、英称The Prudential Gibraltar Financial Life Insurance Co., Ltd.)は、日本生命保険会社である。事業の特色として銀行窓口販売(バンカシュランス)[注釈 1]を主事業としており、ジブラルタ生命を親会社に持つ。

旧・大和生命保険の通称は誤読防止を兼ね「ヤマト生命」。本社は、東京都千代田区内幸町鹿鳴館跡地にあった。

概要

2002年(平成14年)4月1日に、あざみ生命保険株式会社[注釈 2]が、大和生命保険相互会社(以下、旧大和生命保険)を合併して発足した。株式会社が相互会社を吸収合併する形ではあったが、合併後の商号を「大和生命保険株式会社」としたことや、合併の経緯から見て、この合併について事実上の旧大和生命保険の株式会社化と評されることもある。

他の生命保険会社に比べて、リスクの高い投資が多かったことから、2008年(平成20年)の世界的な経済危機の影響を受けて、2008年9月の中間決算で114億円の債務超過となる見通しとなり、10月10日に東京地方裁判所に対し会社更生法及び更生特例法に基づく更生手続の開始が決定した[1]。最終的に債務超過額は643億まで膨らんだが、2009年4月に、米国プルデンシャル・グループのジブラルタ生命が69億円を出資して完全子会社化し、プルデンシャル ファイナンシャル ジャパン生命保険に商号変更する更生計画が認可された。2009年6月1日に更生手続が終結[2]し、2010年8月2日より正式に営業を開始した[3]2011年1月末現在、21の金融機関銀行)が同社商品の窓口販売を行っている。

2010年(平成22年)4月1日、資本関係を明確化することを目的にプルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険に商号変更した[4]

2011年(平成23年)2月1日にはプルデンシャル・ファイナンシャルグループが、AIGグループからAIGエジソン生命保険AIGスター生命保険を買収したが、現在の計画では両社の銀行窓販チャネルについては同社へ移管・統合される予定である[5][注釈 3]

2013年4月からは、「PGF生命」を社名の略称として使用している。

日本国内の主要銀行へ出向して、銀行窓口での生命保険販売や、銀行員への保険販売の教育・指導などを行うインシュランスプランナー(IP)の多くは、グループ会社であるプルデンシャル生命保険出身のライフプランナーが大多数を占める。

大和生命保険相互会社

大和生命保険株式会社

  • 2001年(平成13年)2月20日 - あざみ生命保険株式会社設立。
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 同社を存続会社として大和生命保険相互会社と合併、同時に商号を大和生命保険株式会社に変更。
  • 2005年(平成17年)6月 - 中園武雄が代表取締役社長就任。
  • 2008年(平成20年)10月10日 - 東京地裁に対し会社更生法及び更生特例法に基づき更生手続開始の申し立て。同日、同開始決定。

プルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険

  • 2010年(平成22年)4月1日 - プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社に商号変更。
  • 2010年(平成22年)8月2日 - 新契約の取り扱いを開始。
  • 2024年(令和6年)11月1日 - グループ企業のプルデンシャル生命保険と生命保険募集代理店委託契約が締結され、当社の米国ドル建個人年金保険を「インデックス年金PGF」のペットネームで同社を通じての販売を開始[15]

脚注

注釈

  1. ^ 銀行などの金融機関のみならず、証券会社や日本国内でのプルデンシャル・ファイナンシャルのグループ企業へも販売を行っている
  2. ^ 2000年(平成12年)8月に破綻した大正生命保険株式会社の保険契約の受け皿と、大和生命保険相互会社の事業承継とを目的に設立された株式会社。
  3. ^ なおエジソン生命とスター生命は、2012年(平成24年)1月1日付でジブラルタ生命へ吸収合併された。

出典

  1. ^ 更生手続開始決定について(管財人からのご挨拶) (PDF) プレスリリース、2008年10月17日
  2. ^ 更生手続終結及び業務再開について (PDF) プレスリリース、2009年6月1日
  3. ^ 提携金融機関を通じた新契約販売開始のお知らせ (PDF) プレスリリース(2010年7月29日)
  4. ^ 商号変更に関するお知らせ (PDF) プレスリリース(2010年3月15日)
  5. ^ プルデンシャル・ファイナンシャル、スター生命とエジソン生命の株式取得を完了 プレスリリース(2011年2月1日)
  6. ^ 日本経済新誌社『日本経済新誌』1911年11月号、47頁。
  7. ^ 渋沢社史データベース「門野幾之進」。
  8. ^ 大蔵省印刷局商業登記「日本徴兵保険」『官報』1911年10月28日、29頁。
  9. ^ a b 日本徴兵保険会社『生命保険会社の選び方 昭和8年版』経済時代社
  10. ^ a b c 日本徴兵保険会社 沿革『生命保険会社信用録』二六興信所 1931
  11. ^ 日本徴兵保険(株)渋沢栄一記念財団、2024年6月27日
  12. ^ a b c 大同生命の戦後の相互会社化平成27年度第1回日本保険学会関西部会報告会、名古屋商科大学 黒木達雄
  13. ^ 日本徴兵保険株式会社『文化事績録 A巻』統計資料協会 昭和9
  14. ^ 更生計画認可決定および社名変更、組織・人事のお知らせ プルデンシャル ファイナンシャル ジャパン生命保険・2009年4月30日プレスリリース
  15. ^ プルデンシャル生命で初めてPGF生命の商品を販売開始 11月1日に「インデックス年金PGF」』(プレスリリース)プルデンシャル生命保険・プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険、2024年10月11日https://www.pgf-life.co.jp/hpcms/news/NB300.do?NID=19372025年7月8日閲覧 

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