大会に対する評価
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「2014年アジア競技大会」の記事における「大会に対する評価」の解説
苦情が噴出する中、閉会前日の10月3日、大会広報担当は大会は「失敗」しておらず、限られた予算の中で最善を尽くしたものと述べた。また、「限られた予算の中では、既存施設の利用や多少の不便が避けられないことは、われわれにとって当たり前のことです」、「私自身の考えでは、より予算の多い大会と今大会を比較することは現実的ではありません」とも表明している。 アジアオリンピック評議会のアハマド会長は、ヒジャブ着用でのプレーが認められなかった点について「非常に残念だ。どの競技にも、ヒジャブを拒否する理由はない」としつつも、大会については「細かい問題もあったが、成功に終わった。全員が満足する大会になった」と述べた。日本の時事通信では、大会について「韓国の反日感情が心配だったが、街で不快な思いをさせられることはなかった。競技会場でも、日本選手がブーイングを浴びることもなかった。」「ボランティアは総じて親しみやすく、熱心だった。」「街の中、会場はハングルばかり。会場の中には案内表示がほぼハングルだけのところもあり、トイレを見つけるのもひと苦労ということがあった。もう少し英語表記を増やしてくれた方が、国際総合大会にふさわしい。」「移動には苦労させられた。カヌー会場はメディアセンターから60キロ。メディアバスでは約1時間の所要時間となっていたが、渋滞で2時間以上かかったこともあった。メディアバスの本数が知らないうちに減らされたこともあった。」などを挙げた。一方、韓国紙は、2002 FIFAワールドカップなど過去に韓国で開催したスポーツイベントと比べても「建国以来最悪のスポーツ大会」とこの大会を酷評している。 韓国メディア・東亜日報の中国語電子版によれば、大会の評価として外国メディアの記者が5点満点中4点を超える高い評価を付けたという。評価は大会のメディアセンターなどで出会った25人の外国メディア記者に対して匿名調査を実施した結果として紹介されている。「今大会について良いイメージを持っている。2018年平昌冬季五輪でも取材に来たい」という項目でも、平均4.46点という高得点が得られたという。
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