大井川用水
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疏水の概要 | ||||||||||||||
■疏水の所在 静岡県島田市周辺の9市町村約8,000haに通水。 ■所在地域の概要 島田市六合、初倉地区、藤枝市、焼津市、吉田町、榛原町の通年用水を導水する施設。 ■疏水の概要・特徴 大井川下流域に広がる水田地帯では、江戸時代に東海道の要所として栄え、食料確保のため大規模新田開発の拠点として大井川に水源を求めて大井川に十数ヵ所水門を設けていましたが、当時の施設は原始的なもので洪水のたびに壊れてしまい、復旧するためには多くの費用と労力が必要で農家の人たちの負担は大きく大変苦労しました。また、この地域の水田は、扇状地の砂礫土のため保水力が弱く通称「ざる田」と呼ばれ、大量の用水を必要としていました。現在は用水の安定供給が図られたため、水田+レタスなどの二毛作及び茶業が営まれています。 また、牧の原台地の西側となる掛川市などの右岸地域では、大井川・天竜川の大河から遠く、地域内にある河川は流量が少ないため、十分な用水を確保することは困難で、谷間に小さなため池を作り、渇水に耐えていました。現在は大井川から用水が得られたため、日本有数のメロンやイチゴなど施設栽培を用いた高品質農業が営まれる程に生まれ変わりました。 |
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