多宝塔形式の起源とは? わかりやすく解説

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多宝塔形式の起源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/25 15:27 UTC 版)

多宝塔」の記事における「多宝塔形式の起源」の解説

初重を平面方形二重平面円形とする二層塔は日本独自形式であり、平安時代初期空海高野山建立計画していた毘盧遮那法界体性塔(びるしゃなほっかいたいしょうとう)にその原型求められる。この塔は空海没後完成しその後何度か焼失と倒壊繰り返して現在高野山にある塔(大塔または根本大塔呼ばれる)は昭和12年1937年)に再建され鉄筋コンクリート造のものである。この塔の創建時形態は、現在の多宝塔に近いものであった考証されている。 空海とともに平安時代初期仏教界で活動した最澄法華経千部を安置する塔を日本各地の6か所に建立することを計画した。これは現在で言う多宝塔とは異なり、初重・二重ともに平面方形二重であった。現在、比叡山延暦寺にある法華総持院東塔1980年建立されたものだが、初重・二重とも方形形式保っている。この形式二重塔で近世以前さかのぼるものはきわめて少なく徳島県切幡寺塔婆はその貴重な遺例である。この切幡寺塔は、もとは大阪住吉大社神宮寺にあり、元和4年1618年)に建てられたものだが、明治時代初期現在地移建されている。

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「多宝塔形式の起源」を含む「多宝塔」の記事については、「多宝塔」の概要を参照ください。

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