塑造執金剛神立像とは? わかりやすく解説

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塑造執金剛神立像(法華堂安置)

主名称: 塑造執金剛神立像(法華堂安置
指定番号 6
枝番 00
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
国宝重文区分 国宝
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良時代作品

塑造執金剛神立像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:27 UTC 版)

東大寺の仏像」の記事における「塑造執金剛神立像」の解説

国宝奈良時代像高170.4センチ法華堂内、本尊不空羂索観音像の背後厨子内に北向きに立つ。平素は非公開秘仏で、毎年良弁忌12月16日にのみ開扉公開される材質法華堂内の他の像とは異なり塑造粘土製)である。奈良時代作られ塑造仏像は、経年変化当初彩色剥落して白色呈しているものが多いが(例:東大寺戒壇四天王像東大寺旧法日光・月光菩薩像)、本像は秘仏であったため保存がよく、甲(よろい)などの各所制作当初彩色文様残っている。執金剛神しゅこんごうしん、しつこんごうしん)とは、サンスクリットの「ヴァジュラパーニ」(「金剛杵を持つ者」の意)の意訳で、仏敵煩悩打ち砕く武器である金剛杵を持つ護法神である。日本ではこれを2体の像として表現し寺院山門左右などに安置する例が多いが、これを1体表したものが執金剛神である。『日本霊異記』には執金剛神像を祀って日夜修行励んでいた金鷲優婆塞こんじゅうばそく)に関する説話収録されており、この金鷲東大寺初代別当良弁こととされる。平将門の乱時には執金剛神像の元結紐(もとゆいひも)がとなって飛び去り将門刺したという伝説もある。 執金剛神執金剛神

※この「塑造執金剛神立像」の解説は、「東大寺の仏像」の解説の一部です。
「塑造執金剛神立像」を含む「東大寺の仏像」の記事については、「東大寺の仏像」の概要を参照ください。

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