塑造伝日光・月光菩薩立像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:27 UTC 版)
「東大寺の仏像」の記事における「塑造伝日光・月光菩薩立像」の解説
国宝。奈良時代。像高伝日光207.2センチ、伝月光204.8センチ。もと法華堂に安置されていた像。もとは本尊不空羂索観音像が立つ八角二重壇の上段左右に立っていたが、2011年の東大寺ミュージアム開館後はそちらへ移された。拝観者から見て、向かって右の像を日光菩薩、向かって左の像を月光(がっこう)菩薩と呼んでいるが、これは本来の名称ではない。本来の像名については、「梵天・帝釈天」とする説があり、「縁覚」(仏の教えによらず、自ら悟りを開いた者の意)の像とする説もある。材質は塑造で、もとは彩色されていたが、当初の色彩は袖の内側などの一部に残るのみで大部分は剥落し、像表面は白色を呈している。 月光菩薩像 月光菩薩像
※この「塑造伝日光・月光菩薩立像」の解説は、「東大寺の仏像」の解説の一部です。
「塑造伝日光・月光菩薩立像」を含む「東大寺の仏像」の記事については、「東大寺の仏像」の概要を参照ください。
- 塑造伝日光・月光菩薩立像のページへのリンク