塑性成形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 14:16 UTC 版)
ろくろ成形 杯土(原料)を回転台の上に乗せ、回転させながら形を整える方法である。設備は簡単であるが量産性はない。皿やつぼなどの少量生産の製品や、芸術品を作るときに用いられる。 押出し成形 ところてんのように、杯土を口金を通じて押し出して成形する方法である。連続生産が可能で、棒状やパイプ状・ハニカム状の製品を作る場合に用いられる。成形体に配向が残るという欠点がある。 射出成形 原料に樹脂を混ぜ可塑性を持たせ、金型に射出して成形する方法。複雑形状の成形体を作ることができ、密度は均一でかつ寸法精度も良い。一方、加熱して樹脂を除く脱脂工程で二酸化炭素が排出されたり、脱脂時間が長く多くのエネルギーを要するため、環境に悪い成形方法とも言われる。(プラスチックの射出成形については、射出成形を参照)
※この「塑性成形」の解説は、「セラミックス」の解説の一部です。
「塑性成形」を含む「セラミックス」の記事については、「セラミックス」の概要を参照ください。
- 塑性成形のページへのリンク