塑性回転角法とは? わかりやすく解説

塑性回転角法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/08 14:10 UTC 版)

ねじ締付け管理方法」の記事における「塑性回転角法」の解説

塑性回転角法にはスナッグトルクを基点とする方法と、降伏点基点とする方法がある。スナッグトルクを基点とする方法では目標点が弾性域から塑性域に変わるだけであり、手順締付け係数弾性回転角法と同じである。 降伏点基点とする方法では、まずねじの降伏点まで締付けその後所定回転角まで回す。 この方法での軸力ばらつき要因降伏締付け時の軸力のみに限定されるため、締付け係数 Q {\displaystyle Q} は1.2低く安定した軸力管理行える。また、塑性締付け行っているため、弾性締付け時に比べねじに大荷重掛けられるという利点もある。一方でこの方法ではねじが塑性伸び起こしているため、一度外すと再使用出来ないという欠点を持つ。この方法は車のエンジン組立て用いられることが多い。

※この「塑性回転角法」の解説は、「ねじ締付け管理方法」の解説の一部です。
「塑性回転角法」を含む「ねじ締付け管理方法」の記事については、「ねじ締付け管理方法」の概要を参照ください。

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