堺田駅
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堺田駅 | |
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ホーム(2023年7月)
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さかいだ Sakaida |
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◄中山平温泉 (5.3 km)
(5.8 km) 赤倉温泉►
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所在地 | 山形県最上郡最上町大字堺田[2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■陸羽東線[1] |
キロ程 | 55.3 km(小牛田起点) |
電報略号 | サヒ |
駅構造 | 地上駅(掘割構造) |
ホーム | 1面1線[3] |
乗車人員 -統計年度- |
5人/日(降車客含まず) -2004年- |
開業年月日 | 1917年(大正6年)11月1日[1][4] |
備考 | 無人駅[1][2] |
堺田駅(さかいだえき)は、山形県最上郡最上町大字堺田[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)陸羽東線の駅である[1]。
歴史
- 1917年(大正6年)11月1日:開業[1][4]。
- 1971年(昭和46年)11月30日:小口扱い貨物および荷物扱いを廃止[5]。出改札無人化[6]。運転要員のみの配置となる。
- 1983年(昭和58年)3月7日:完全無人駅となる[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[4]。
- 1999年(平成11年)12月20日:交換施設を撤去[要出典]。
- 2015年(平成27年)3月6日:午後9時27分鳴子温泉発新庄行き普通列車(2両編成)が、運転士のブレーキ操作失念により当駅を通過。運転士は会社に報告せず、乗客からの連絡で発覚[8]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[2][9]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅である[3]。かつては相対式ホーム2面2線であったが[3]、 近年になって駅入口と反対側のホームの線路が撤去されたため(ホームは残っている)、列車交換が不可能になった。掘割の中にあり、駅からは周辺の状況をうかがい知ることはできない[要出典]。待合室兼用の駅舎があり、電話がある[1]。
新庄統括センター 新庄駅管理の[要出典]無人駅である[3]。
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待合室外観(2023年7月)
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待合室内(2023年7月)
利用状況
「山形県の鉄道輸送」によると、2000年度(平成12年度)- 2004年度(平成16年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった[10]。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 6 | [10] |
2001年(平成13年) | 9 | |
2002年(平成14年) | 8 | |
2003年(平成15年) | 8 | |
2004年(平成16年) | 5 |
駅周辺


駅のすぐ近くを、日本列島の本州の中央分水界が通っている[3]。これは駅を出てすぐ右手の小さな広場にあり、平らな場所で分かれていくことが目で見て判る全国的にも珍しい分水嶺である[1](他にはひるがの高原などがある)。日本海へそそぐ最上川水系の小国川と、太平洋へそそぐ北上川水系の江合川が東西に分かれ流れ行く[11]。2015年(平成27年)5月に案内板を地元産最上石の石碑に新調した[1]。
作品の舞台
2015年(平成27年)1月に出版された西村京太郎の小説「生死の分水嶺・陸羽東線」の舞台となった[1]。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j 「駅の細道 みちのく点景 JR陸羽東線・堺田駅 山形 先は日本海か太平洋か」『朝日新聞』朝日新聞社、2015年4月30日、朝刊 山形版。
- ^ a b c d “駅の情報(堺田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月20日閲覧。
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、20頁。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、570-571頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第453号」『官報』1971年11月29日。
- ^ 「通報 ●北浦駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月29日、6面。
- ^ “山形県の鉄道輸送” (PDF). 山形県. 山形県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会. 2024年6月. p. 59. 2024年9月10日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ. 2025年4月8日閲覧.
- ^ 「陸羽東線、停車すべき無人駅を通過 運転士「考え事していた」」『山形新聞オンライン』山形新聞社、2015年3月14日。オリジナルの2015年5月15日時点におけるアーカイブ。2025年6月25日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
- ^ a b “09.(図表)駅別乗車人員の推移” (PDF). 『山形県の鉄道輸送』令和5年度版. 山形県 (2024年3月). 2024年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月19日閲覧。
- ^ "分水嶺"(最上町役場)2025年7月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(堺田駅):JR東日本
固有名詞の分類
- 堺田駅のページへのリンク