場所と線形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 01:20 UTC 版)
「ホースシューカーブ (ペンシルベニア州)」の記事における「場所と線形」の解説
ホースシューカーブは、ノーフォーク・サザン鉄道のペンシルベニア州ピッツバーグとハリスバーグの間のピッツバーグディビジョンにおいて、主な東西方向の経路であるピッツバーグ線にある、全長3,485フィート(約1,062 m)の区間である。アルトゥーナからの西行き列車は、最大18.5パーミルの勾配をアレゲーニー山脈の頂上にあるガリツィン(英語版)まで12マイル(約19 km)に渡って登っていく。そこから列車はガリツィントンネルを抜けて、25マイル(約40 km)にわたって最大10.5パーミルの勾配を下ってジョンズタウンへ至る。 曲線はアルトゥーナの西5マイル(約8 km)の、ブレア郡ローガン区、鉄道の距離標242マイル地点にある。ブレア郡ベテランズ・メモリアルハイウェイがこの谷をアルトゥーナから並行して走り、曲線の下をトンネルで抜けている。カーブ内側の東に開けた部分にはダムと池があり、この谷に沿って3つある貯水池でもっとも高い場所に位置している。この貯水池はアルトゥーナ水道当局の所有で、市に水を供給している。ホースシューカーブはクリークが形成した2本の渓谷を渡っており、北側にキッタニング・ラン (Kittanning Run)、南にグレンホワイト・ラン (Glenwhite Run) がある。 ホースシューカーブの線路は100フィート(約30 m)ごとに9度15分向きを変え、全体として220度の角をなしている。一番大きなところで曲線の差し渡し(直径)は約1,300フィート(約400 m)ある。南の端で標高1,650フィート(約500 m)から北の端で標高1,594フィート(約486 m)まで、17.3パーミルの勾配で下っている。1ヤードあたり140ポンド(1 mあたり約70 kg)の連続溶接ロングレールによる3本の線路が敷かれている。 蒸気機関車の時代は、設置したレールの左右を時折入れ替え、機関車や貨車の通過で車輪のフランジによるレールの摩耗を偏らせず均等になるよう延命を図っていた。この作業はディーゼル化・発電ブレーキの導入・レール潤滑器の導入により解消された。
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