場所と社会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 15:10 UTC 版)
都市研究や文化地理学において「場所」の重要性がとりあげられ、社会概念と場所概念の対立が指摘されてきている。場所とは、山ひとつ谷ひとつ違えば言葉や生活文化が異なるバナキュラーvernacularな環境で、それを社会空間は均質・均一化した。「社会」概念の吟味はジョン・アーリが、「場所」の吟味と共になしている。西欧における「場所」概念の喪失系譜はエドワード・ケーシーが明示している。場所の哲学は西田幾多郎が論述している。場所と市民社会との対立は住民投票に顕在化しているが、住民投票の結果は法的権利を持たない、しかし住民投票は排除されてはいない。
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