埼玉区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 18:59 UTC 版)
外環道埼玉区間は、関越自動車道から埼玉県三郷市・東京都葛飾区境までの区間に当たる。 専用部は後述のように複数の高速自動車国道に指定されており、東京外環自動車道として供用されている。また並行して、地上部には一般部に国道298号が指定・供用されている。 最初に供用開始した区間で、1969年(昭和44年)5月に幅員40 mで都市計画決定、1970年(昭和45年)4月に事業化されたが、環境問題として沿道市から対策を要望されたため環境施設帯20 mを両側に設けた道路構造の見直しが行われ、1985年度(昭和60年度)、幅員62 mで都市計画変更された。綾瀬川放水路区間については環境施設帯の車道との間に綾瀬川放水路が併設され幅員82 mとなっている。1986年に整備計画・施行命令がされた。この環境施設帯は、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年〈平成6年〉)のひとつに選定されている。 1994年(平成6年)までに大泉JCT - 三郷JCTが完成、一般部についても2005年(平成17年)3月に埼玉県内に加えて国道6号までの一般部が4車線となった。従来は、東北道 - 常磐道は首都高速中央環状線を、さらに関越道 - 東北道は首都高速都心環状線を経由して大回りする必要があったが、開通後は大幅に時間短縮され、それぞれの所要時間は通常時で10分台である。一方、1日あたりの交通量の最大8万台以上の増加にともない渋滞が発生することもある。 三郷南IC以南は市川市内で土地買収に遅延が生じたため、先行して買収が行われた区間の一般部を先行して開通させていた(後述)。専用部は「東京外環自動車道」として2018年(平成30年)6月2日に開通したほか、同時に三郷JCT - 三郷南IC間に三郷中央ICが供用された。 地域高規格道路の計画により八潮市八條地先で東埼玉道路と接続する計画もあり、一般部については事業化・供用されている。専用部についても2020年度(令和2年度)に事業が認可された。
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