基礎概念と用語とは? わかりやすく解説

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基礎概念と用語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:46 UTC 版)

実験計画法」の記事における「基礎概念と用語」の解説

具体例として、作物品種の違い収量与え影響調べ実験考えよう検討対象とする要因(この例では品種)を因子という。1種類因子品種)についてだけ調べ実験を1因子実験という。しかし一般にその他に大きな影響与え可能性のある因子があり、例えば今の例では施肥量考えられる複数因子互いに独立単純な和で表される)でなく、ある条件重なりによって特異な結果得られること(例え特定の品種には施肥量少なくした方がかえってよいなど)もありうる。これを因子間の交互作用(または相互作用)といい、それに対し因子直接的効果を主効果という。交互作用程度調べ、また実験効率よく行うためにも、複数因子について同時に調べ多因子実験が重要となる。 各因子設定する段階水準という。ここでは各因子を3水準品種に対しては1から3の3品種施肥に対しては少・中・多)としよう。こうしてとりあえ3 x 3 = 9 通り組合せ実験すればよい(表1 )。 バラツキ影響をなくすためには反復も重要であるが、上のような9通りのすべてを行い比較することでもバラツキ影響を減らす効果がある。 一方栽培複数別の圃場で行うと、土質などの違い考えられるので、局所管理化原則に基づき正確な比較をするためにはこれも因子として考え必要があるこのように品種施肥量のように自由に設定することはできない因子について、均質な群に分け操作ブロック化という。 さらに厳密には同じ圃場の中の個別区画(畑)による違いがあるかもしれないが、これをコントロールするのは非常に難しいから、反復ごとに畑の順番ランダムに変えることにより場所の影響無作為化して減らすことが必要である。 次に品種施肥量圃場の3因子につき各3水準設定するとしよう一般に全部3 x 3 x 3 = 27 通り実験が必要である。しかし、交互作用無視できる場合には表2 に示すように9通りに減らすことができ、この方法は一般に予備実験として利用できる(ここで示した方法ラテン方格法という)。このように組合せ減らしながら各因子の各水準が他のすべての因子水準組合せられるような方法種々編み出されており、直交計画(各因子互いに直交するベクトル[要曖昧さ回避]として解釈できるため)と呼ばれている。

※この「基礎概念と用語」の解説は、「実験計画法」の解説の一部です。
「基礎概念と用語」を含む「実験計画法」の記事については、「実験計画法」の概要を参照ください。

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