国際連合安全保障理事会決議85とは? わかりやすく解説

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国際連合安全保障理事会決議85

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/25 17:07 UTC 版)

国際連合安全保障理事会
決議85
日付: 1950年7月31日
形式: 安全保障理事会決議
会合: 479回
コード: S/1657
文書: 英語

投票: 賛成: 9 反対: 0 棄権: 1
主な内容: 大韓民国への侵略に対する非難
投票結果: 採択

安全保障理事会(1950年時点)
常任理事国
 中国
フランス
イギリス
アメリカ合衆国
ソビエト連邦
非常任理事国
 キューバ
エクアドル
エジプト
インド
 ノルウェー
ユーゴスラビア

UN記念公園(韓国・釜山)

国際連合安全保障理事会決議85(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ85)は、1950年7月31日国際連合安全保障理事会で採択された決議

ダグラス・マッカーサー元帥率いる国連軍に対して朝鮮半島の民間人を支援する権限を与え、専門機関、国連の適切な補助機関、適切な非政府組織に対し国連軍を支援することを要請した[1]。この決議は、マッカーサー元帥の下での統一司令部を創設する安保理決議84が可決された後の第479回会合で採択されたものである。

この決議は、賛成9、反対0、棄権1で採択された。棄権したのはユーゴスラビアである。ソビエト連邦は1950年1月以降、中国の国連における代表権が中華人民共和国ではなく中華民国に割り当てられていることに抗議して国連の全ての会合をボイコットしていたため、この安保理の会合にも出席しておらず、ソ連の拒否権は行使されなかった[2]

脚注

  1. ^ The Permanent Mission of The Republic of Korea to the United Nations Archived 2007-12-13 at the Wayback Machine..
  2. ^ Stueck, William (2008), “The United Nations, the Security Council, and the Korean War”, The United Nations Security Council and War: The Evolution of Thought and Practice since 1945, Oxford University Press, p. 266, ISBN 978-0-19-953343-5 

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