囚人コント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/08 22:40 UTC 版)
「8時だョ!全員集合のコント」の記事における「囚人コント」の解説
コント初回は第31回(1970年5月2日、川口市民会館)。 第781回(1985年4月27日、TBS・Gスタジオ)を最後に、長年続いた人気シリーズ。放送回数は全16回。 いかりやは刑務所や捕虜収容所の看守、他の4人は囚人役(いかりやを含めた5人全員が囚人役の場合もある)。4人がいかりやに死刑を宣告され、処刑の期日が翌朝ということで、4人が早速脱獄を企てるというのが基本的な筋立てである。 冒頭ではいかりや以外の4人が引き立てられて登場し、高木と仲本はテロや殺人などの重い罪名を挙げられて死刑であるが、加藤と志村は万引・のぞき(酷い場合は痴漢、立小便、野グソ)などの比較的軽微な犯罪でなぜか死刑になるというギャグのパターンもある。会社コントと同様、いかりやが見回りにやってくると観客が騒ぎ、4人が慌ててやっていた事(トンネル掘りなど)を隠すのがお約束だった。エンディングは大別して2つあり、ひとつは脱獄に成功したかに見えた4人に、いかりやが「俺を甘く見るなよ」と言って用心棒が4人を取り囲んだケース、もうひとつは4人の罠でいかりやが牢屋に閉じ込められたケースがある。また5人全員が囚人を演じるパターンもある。このパターンではコント前半に脱獄成功するが、後半逃げ込んだ洋館で志村だけが探検コントや金田一コントの様に怪奇現象に次々遭遇するという展開になったことがあった。 コント中、脱走を行うために長い棒を用いて看守の机にひっかけられている牢屋の鍵を取ろうとし、鍵を落としてしまうと志村が牢屋の扉を開けてその鍵を元の位置に戻して再び牢屋に入るというやり取りが恒例になっていた。 1981年6月27日放送のコントでいかりやが「試し切り」として志村そっくりの人形の首と大根をギロチンで切り落としたことで、TBSや長崎放送を除くJNN系列23局に抗議電話が殺到し、翌日の新聞の社会面に載った。
※この「囚人コント」の解説は、「8時だョ!全員集合のコント」の解説の一部です。
「囚人コント」を含む「8時だョ!全員集合のコント」の記事については、「8時だョ!全員集合のコント」の概要を参照ください。
- 囚人コントのページへのリンク