噴火の誘発
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「チリ地震 (1960年)」の記事における「噴火の誘発」の解説
本震の38時間後に噴火したコルドン・カウジェ山をはじめとして、1年以内に以下の火山が噴火している。20世紀に地球上で発生したMw9クラスの巨大地震は何れも地震後数年以内に近隣の複数の火山の噴火を誘発している。コルドン・カウジェ山やペテロア山、カルブコ山はマウレ地震(2010年チリ地震)後にも噴火している。 2日後 - コルドン・カウジェ山 (VEI : 3) 49日後 - ペテロア山 (VEI : 1) 54日後 - トゥプンガティト山 (VEI : 2) 7ヶ月後 - カルブコ山 (VEI : 3)
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噴火の誘発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 04:31 UTC 版)
20世紀に地球上で発生したMw9クラスの巨大地震および2004年スマトラ沖地震等は何れも地震後数年以内に近隣の複数の火山の噴火を誘発しているとの見方がある。 一方で、超巨大地震の後に噴火が誘発されたと思われるケースもあるが、地震の有無と関係なく通常期に活発な火山もあり地震直後に噴火を誘発したとは結論できないものもあるという見方もある。また、必ずしも震源域に近い火山活動が活発化するわけでもなく、これは地震による直接的な応力変化では無く、地震動が長時間火山体を揺らすことによる影響も考えられるとされる。宝永噴火やベズイミアニ山の様に大規模な噴火が誘発されたと思われる事例もあるが、これらの大噴火には900 - 1200年程度の時間間隔が存在し噴火のエネルギーが充分に蓄えられ、地震により誘発された噴火が大規模に発展したとの見方もある。 684年白鳳地震 当日:伊豆大島 5か月後:浅間山? 焼岳?(VEI:3) 869年貞観地震 1年11か月後:鳥海山(VEI:2) 1707年宝永地震 49日後:富士山(宝永大噴火)(VEI:5) 1年2か月後:浅間山(VEI:2) 1年4か月後:阿蘇山(VEI:2) 1年6か月後:岩木山(VEI:2)および三宅島 1952年カムチャツカ地震 1日後:カルビンスキー山(VEI:5) 8日後:タオ・ルシィル山(VEI:3) 31日後:マールイセミャチック山(VEI:3) 1年9か月後:サリチェフ山(VEI:2) 2年11か月後:ベズイミアニ山(VEI:5) 1957年アリューシャン地震 2日後:ヴィゼヴェドフ山(VEI:2) 1年5か月後:オクモク山(VEI:3) 1960年チリ地震 2日後:コルドン・カウジェ火山(VEI:3) 49日後:ベテロア山(VEI:1) 54日後:トゥプンガティト山(VEI:2) 7か月後:カルゴフ山(VEI:3) 1964年アラスカ地震 64日後:トライデント山(VEI:3) 1年10か月後:リダウト山(VEI:3) 2004年スマトラ沖地震 105日後:タラン山(VEI:2) 1年2か月後:メラピ山(VEI:1) 1年5か月後:バレン山(VEI:2) 2年9か月後:ケルート山(VEI:2) 2年10か月後:アナク・クラカタウ山(VEI:2) 2010年チリ・マウレ地震 1年3か月後:コルドン・カウジェ火山(VEI:3) 1年6か月後:ペテロア山
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