タラン山とは? わかりやすく解説

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タラン山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 09:41 UTC 版)

タラン山
Gunung Talang
タラン山、2007年7月撮影。
最高地点
標高 2,597 m (8,520 ft) [1]
総称 Ribu
座標 南緯00度58分42秒 東経100度40分46秒 / 南緯0.97833度 東経100.67944度 / -0.97833; 100.67944座標: 南緯00度58分42秒 東経100度40分46秒 / 南緯0.97833度 東経100.67944度 / -0.97833; 100.67944[1]
地形
タラン山
タラン山
タラン山 (スマトラ島)
地質
山の種類 成層火山
最新の噴火 2007年11月 - 12月[1]
プロジェクト 山

タラン山[2](タランさん、インドネシア語: Gunung Talang、2,597 m)は、インドネシア西スマトラ州にある成層火山活火山[3]。日本語では、タラン火山[4]タラング山[5]などと称されることもある。

山腹には2つの火口湖があり大きい方は 1 x 2 km ほどの広さがあり、タラン湖と称されている。

スミソニアン学術協会世界火山学プログラムによれば、タラン山は1833年から1968年までの期間に8回の噴火が確認されている[1]。その後も2005年4月に小規模な噴火があり、更なる噴火活動の高まりの可能性もあったため地域住民 25,000人以上が避難することとなった[2][3]。地質学者たちは、2005年4月の噴火について、大きな被害をもたらした2004年12月のスマトラ島沖地震との関係を指摘している[3][6]

周辺地域では、地熱エネルギーの開発計画も取り組まれている[5]

嚢状葉植物英語版ネペンテスタランゲンシス英語版は、この山の名から命名されたものであり、この山の上部斜面における固有種と考えられている[7][8]

脚注

  1. ^ a b c d "Talang". Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2020年10月10日閲覧
  2. ^ a b インドネシア : 噴火 : 2005/04/12”. アジア防災センター. 2021年3月22日閲覧。
  3. ^ a b c インドネシア・スマトラ島で火山噴火、2万5千人が避難」『朝日新聞朝日新聞社、2005年4月13日。オリジナルの2005年4月15日時点におけるアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  4. ^ 佐竹健治. “地球規模課題対応国際科学技術協力/インドネシアにおける地震火山の総合防災策” (PDF). 科学技術振興機構. 2021年3月22日閲覧。
  5. ^ a b 西スマトラの地熱エネルギー潜在出力は1600MW”. データリソース (2018年2月27日). 2021年3月22日閲覧。
  6. ^ 地震の次に火山活動続くインドネシア 住民に不安募る」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年4月15日。オリジナルの2005年4月16日時点におけるアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  7. ^ Nerz, J. & A. Wistuba 1994. Five new taxa of Nepenthes (Nepenthaceae) from North and West Sumatra Archived 2011-08-05 at the Wayback Machine.. Carnivorous Plant Newsletter 23(4): 101–114.
  8. ^ Clarke, C.M. 2001. Nepenthes of Sumatra and Peninsular Malaysia. Natural History Publications (Borneo), Kota Kinabalu.

関連項目




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