営業拠点戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 21:21 UTC 版)
佐世保市が本拠地の同行であるが、県内経済の中心地で同行経営戦略上の最重点地域である長崎市圏および九州最大の経済規模である福岡都市圏を重要な市場と捉え、従来から「長崎支店」に「長崎地区本部」、「福岡支店」に「福岡地区本部」という本部組織の出先機関を置いていたが、2007年(平成19年)7月1日付で両地区本部を廃止した。代わって「長崎支店」を「長崎営業部」、「福岡支店」を「福岡営業部」として改組し、対内的にも対外的にも両営業部が長崎・福岡地域の経営母店であることを明確にしている。 しかしFFGに入ってからは、グループ内の役割分担見直しで「長崎県の地域金融機関」として営業することとなったため、特に福岡銀行の地盤である福岡県内において大規模な店舗統廃合を実施し、最終的には対法人営業に必要な一部の拠点店舗を残すのみとなった。 例示すれば、北九州市では旧九州銀が市内各所に積極的に出店を進め、それを親和銀が引き継いでいたが、経営再建・FFG入りに伴い次々と閉店となり、最終的には小倉支店のみとなった。 現在福岡県内は5店舗のみとなっているが、一方FFGにとって“空白地帯”になっている佐賀県では、元々福岡銀の支店が佐賀支店など福岡県に近い県東部だけということもあり、合併による統廃合はあったものの6店舗残る。 他都道府県では東京支店以外が全廃された。中央区銀座のテナントビルに入居していた東京支店を、同グループの福岡銀行東京支店が入居する八重洲所在の自社ビルである「福岡ビル」内に移転した。移転後の東京支店は同ビル2Fの空中店舗となっており、ATMが設置されていないが、カード入出金・振込は同1Fの福岡銀東京支店ATMを共同利用扱いにて無料で利用できる。通帳記帳は支店の窓口で対応。 コンビニATMとの提携では、セブン銀行、ローソン銀行、イーネットの3社と行っている。特に、ローソン銀行に関しては、前身のローソン・エイティエム・ネットワークス時代にFFG内でいち早く同社と提携している(その後、同じグループの福岡銀行や熊本銀行でも同社との提携が行われており、2019年4月にFFG傘下となった十八銀行も同社と提携している)。また、イオングループのイオン銀行とも提携している。
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