営団地下鉄の設立
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「東京メトロ丸ノ内線」の記事における「営団地下鉄の設立」の解説
帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が設立され、1941年(昭和16年)9月1日に東京市・東京高速鉄道が所有していたすべての路線免許は営団地下鉄へ有償譲渡された。 営団設立後の1941年(昭和16年)12月8日、太平洋戦争が始まったが、営団地下鉄は設立の使命である地下鉄新路線の建設計画を進めた。緊急施工路線として第4号線新宿 - 東京間を建設することとし、四谷見附 - 赤坂見附間を1942年度(昭和17年度)着工、1945年度(昭和20年度)完成、新宿 - 四谷見附間および赤坂見附 - 東京間を1943年度(昭和18年度)着工、1946年度(昭和21年度)完成予定とした。車両120両および新宿車庫計画を含めた建設費用は1億4050万円を計画した。 続いて第4号線東京 - 池袋間(車両162両を含めた建設費用は1億5,506万8,000円)、「五反田線」築地 - 五反田間(車両118両を含めた建設費用は1億1544万6000円)を1942年度(昭和17年度)より順次着工、1947年(昭和22年)以降の完成を目途に建設することを計画した。 そして、1942年(昭和17年)6月5日に四谷見附 - 赤坂見附間の起工式を行い、弁慶濠付近の建設に着手したが、太平洋戦争の戦局悪化により資金、資材、労働力が不足したことから、1944年(昭和19年)6月に建設工事は中止した。
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