和爾下神社_(天理市)とは? わかりやすく解説

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和爾下神社 (天理市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 04:23 UTC 版)

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和爾下神社

拝殿
所在地 奈良県天理市櫟本町字宮山2490
位置 北緯34度37分12.30秒 東経135度50分6.58秒 / 北緯34.6200833度 東経135.8351611度 / 34.6200833; 135.8351611 (和爾下神社 (天理市))座標: 北緯34度37分12.30秒 東経135度50分6.58秒 / 北緯34.6200833度 東経135.8351611度 / 34.6200833; 135.8351611 (和爾下神社 (天理市))
主祭神 素盞嗚命
大己貴命
櫛稲田姫命
社格 式内社(小)
旧村社
神饌幣帛料供進社
本殿の様式 三間社切妻造
檜皮葺
例祭 7月14日(祇園祭)[1]
10月14日(秋祭)[1]
地図
和爾下神社
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(参考画像)柿本宮曼荼羅(大和文華館蔵)

和爾下神社(わにしたじんじゃ)は、奈良県天理市櫟本町にある神社式内小社、旧社格村社神饌幣帛料供進社[2]

祭神

歴史

古道竜田道と上ツ道の交わる地に鎮座する[3][4]。およそ2.5キロメートル西の大和郡山市和爾下神社(下治道宮)に対して、上治道(かみはるみち・かみじどう)宮、上治道天王とも呼ばれる[4]延喜式神名帳添上郡にみえる和尓下神社二座の一座とされる[4]。この神社は本来は和珥氏同族の柿本氏の祖神を祀る神社で、その本源は和珥氏の祖神天足彦国押人命であったのではないかとみられる[3]

鎮座地は東大寺領の櫟庄にあたり、神護景雲年中からため池や水路の開発、横田道(竜田道)の改修も行われたと『東大寺続要録』に見える[3][4]。『柿本朝臣人麻呂勘文』には「添上郡石上寺傍有社、称春道社、其社中有寺、称柿本寺」とみえ、古くから治道の呼称があり、神宮寺として柿本寺があった[3][4]。柿本寺旧境内の人丸塚からは奈良時代の古瓦も出土している[3][4]

中世には柿本宮と称し、鎌倉時代の『柿本宮曼荼羅図』(大和文華館所蔵、国の重要文化財)はこの神社を描いている[4]南北朝時代以後、たびたび軍陣として利用されてきた[4]

境内

東大寺山の西の麓にあたり、東大寺山古墳群に属する和爾下神社古墳の後円部が境内である[4]

境末社

文化財

重要文化財

  • 本殿

三間社切妻造・檜皮葺で桃山時代の建立。国の重要文化財。[7]

現地情報

所在地
交通アクセス

脚注

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出典

  1. ^ a b c 天理市史, p. 718.
  2. ^ 奈良県史, p. 72.
  3. ^ a b c d e f g h 奈良県史, p. 329.
  4. ^ a b c d e f g h i 寺院神社大事典, p. 832.
  5. ^ a b c d e f g h i 天理市史, p. 719.
  6. ^ a b c 天理市史, p. 720.
  7. ^ 和爾下神社(天理市サイト)

参考文献

  • 奈良県史編集委員会 編 『奈良県史 5 神社』名著出版、1989年。ISBN 462601335X 
  • 平凡社 編 『大和・紀伊寺院神社大事典』平凡社、1997年。ISBN 4582134025 
  • 天理市史編さん委員会 編 『天理市史 上巻』天理時報社、1976年。 

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