和瀬峠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/12 08:19 UTC 版)
和瀬峠(わせとうげ)は、鹿児島県奄美市名瀬町と同市住用町にある峠。
概要
和瀬峠は名瀬と旧住用村を結ぶ旧和瀬隧道の峠として発達した。戦前は和瀬峠ではなくスタル峠と呼ばれていた[1]。峠下には和瀬バイパスが通っている。奄美大島では県道や国道が整備される以前、北から順に長雲峠、本茶峠、朝戸峠、和瀬峠、三太郎峠、網野子峠、地頭峠と並ぶ南北に伸びる尾根筋を中心に、尾根筋から集落へと通じる切通が整備されていた。
歴史
1943年(昭和18年)3月6日 名瀬から古仁屋までの県道が国道特38号線に制定され、和瀬峠もその一部となる。戦後、奄美大島が日本復帰を果たすと1959年(昭和34年)に旧和瀬トンネルが竣工されたと同時に国道58号として制定された。2001年(平成13年)峠下に和瀬バイパスが開通し旧道となった。
ギャラリー
参考文献
- 海軍省 鹿児島県大島軍国道速成に関する件 1935年(昭和10年)
- 甲斐素純・前山光則・溝辺浩司・桃坂豊 著 『九州の峠』 1996年9月25日
脚注
- ^ 参考資料:旧版地形図 湯湾 1/50,000 国土地理院リスト番号156-11- 2 大正8年測図 1953年12月28日発行
関連項目
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