合唱のためのエチュード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:26 UTC 版)
「合唱のためのコンポジション」の記事における「合唱のためのエチュード」の解説
1982年、ブルガリアを訪れた間宮は、現地の民族発声を用いる少女合唱団の演奏会を聴いた。作曲家は、コンサートの前に行われた発声練習も聴いており、「いちばん興味をひかれた」(楽譜の前書き)と書いている。これを機に、西洋の声楽作品とは異なる声を求められる「合唱のためのコンポジション」に取り組むための作品を書くことを考え、1983年から1999年にかけて8曲を作曲した。1曲目と2曲目は間宮指揮、日本合唱協会によって、3曲目と4曲目は同じく間宮指揮で、横浜女声合唱団によって初演された。5曲目から8曲目までは、音楽之友社企画によるCD『21世紀の合唱名曲選』のために、同社から委嘱出版されたものである。桑原妙子とマルベリー・クワイアによって録音された。2015年12月に2曲を新たに作曲し全10曲となった。 声明、日本の伝統音楽のほか、アイヌ、スカンディナヴィアのサーミ族、ハンガリー、中央アフリカに伝わる民族音楽が作曲の素材として採用されている。「Etude VI furyu 風流」にはタンバリン、「Etude VII rhythm and shōga リズム エチュード・《唱歌》」には太鼓のパートがある。
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