各級の試験概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 14:30 UTC 版)
先に述べた通り、同検定には以下の6段階の級があり、それぞれ出題数、試験時間、モデルとなる人物などが異なる。 級出題数試験時間概要4 2 60分 同検定においては最も易しい級である。モデルとなる人物は、2題とも日本人の20代男女が出題されることが多い。2人分のバストアップの似顔絵をペンで描画する。 3 2 60分 4級同様、2題とも日本人の20代男女をモデルに出題されることが多いが、モデルに笑顔などの表情が加わっており、それらの表現力が問われる。2人分のバストアップの似顔絵をペンで描画する。 準2 3 90分 問題数が1題増え、モデルに3、4級に出題されない日本人の子供または中年男女が出題される。また、同級より全身を描画する課題が出題されるため、顔のみならず、全身のデフォルメを行う技量が問われる。 2 3 90分 問題数、モデルの傾向は準2級と大差ないが、同級より解答への着色が必要となるため、モデルの特徴を捉えて描画することに加えて、色彩感覚も問われる。モデルを特定のシチュエーション下(職業が多い)において描画する問題も出題されるため、解答作成には想像力も必要となる。 準1 4 120分 問題数が1題増え、モデルに乳幼児や外国人など、一部の受験者には馴染みの薄い人物の描画が求められる。同級より、風刺画が出題される。主に試験実施時に各メディアにて話題となっている政治家(同級では2名程度)を題材とする問題のため、政治を的確かつ面白おかしく批判する能力が必要となる。なお、似顔絵の検定であるため、モデルとなる政治家の特徴を正確に描画する必要があることは言うまでもない。 1 5 120分 同検定最難関の級であり、問題数は最多の5題となる。モデルとなる人物のタイプは、準1級同様、多岐に亘るが、人物を動物や物語上の登場人物に見立てて描画する問題も出題されるため、単に写真を模写するスキルのみでは解答が難しい。準1級に続き、風刺画が出題される。同級では9名程度の政治家を題材に描画するのだが、各国首脳クラスの政治家が題材となり、その中から複数名の掛け合いや風刺が問題となることが多いため、昨今の政治・外交に関する知識も必要となる。
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