史料の性格
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『史料稿本』に『瑞光院記』から引用された文書は、いずれも柳原淳光(1541年 - 1597年)が発給に関わったものである。柳原紀光が編纂した『続史愚抄』によれば、淳光は「瑞光院」と称したとある。このことから木下聡は、『瑞光院記』は柳原淳光の職務の備忘のために作成したものとし、信頼たりうる史料と評価している。
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史料の性格
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歴史の研究は史料に基づいて行う。しかし、例えば古い記録を一つ取ってみても、そこに書かれたことが事実であるとは限らない。人間にはあるがままの事実(客観)を書くことは不可能であり、その社会的立場やものの見方(主観)からしか表現できないからである。また、自己正当化のために不都合な点を省略したり、あえて虚偽を記す場合もある。 さらに写本で伝わる場合は転写の際に誤読、誤字脱字などが原因で、1文献で数種類の系統の写本が成立しているのが通常である。そのため、史料については史料批判の作業が欠かせない。
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