史料の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/07 06:18 UTC 版)
プロソポグラフィ研究は史料の量と質の制約を大きく受ける。特に研究の基礎となる記録が乏しい近代以前はその傾向が顕著である。また調査によってわかることには限界がある。(例えば、史料に現れない人物の存在など) また、社会的地位の低い者ほど資料に痕跡を残すことが少ない。既成の秩序に反抗して取締りを受けた少数の者だけは例外的に資料の多い場合があり、これらの点には慎重に注意を払わなければならない。さらに、経済的な利害は様々にぶつかり合い、たとえ親類関係があっても対立抗争する例は少なくないことから史料の解釈には注意をはらわなければいけない。
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