史料に見られる人物像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:32 UTC 版)
「アリオウィストゥス」の記事における「史料に見られる人物像」の解説
アリオウィストゥスに関する主な史料は、カエサルの手になる『ガリア戦記』と、3世紀の元老院議員で歴史家のカッシウス・ディオが書いた『ローマ史』であるが、『ローマ史』のほうはカエサルの記述に頼らずより古い資料に基づいて記述されているようである。カエサルはアリオウィストゥスを粗暴なゲルマン人でガリア人に対して非道な振る舞いをしたと書いているが、愚昧な野蛮人といった描き方はしていない。カエサルの使者とアリオウィストゥスの間に交わされたやり取りではその自尊心が見て取れる。カエサルはアリオウィストゥスを「ゲルマン人の王」と呼び、スエビ族の王とは呼んでいない。
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