古備前四耳大壺
主名称: | 古備前四耳大壺 |
指定番号: | 2514 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1987.06.06(昭和62.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | 福安元(甲子)年の刻銘がある |
員数: | 1口 |
時代区分: | 室町 |
年代: | 福安元年(1444) |
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解説文: | 備前焼は岡山県邑久【おく】郡長船【おさふね】町付近にあった古代の須恵器窯を母胎とし、鎌倉時代に入って隣の備前市伊部【いんべ】付近に窯を移した時点で焼き締め陶生産へと転じて以来、現在に至るまでその伝統を守った作陶が行われている。 本作品は、備前焼が焼き締め陶へと転じた後の最古例の完形在銘品であり、肥厚した玉縁、撫肩からややふくらみをもって張る卵形の形姿は、室町時代備前壺の特徴をそなえたもので、堂々とした大作である。 銘文中の「石井原山」とは現在でも千光寺の山号として用いられており、「橋本坊」は千光寺の一塔頭であった。「福安」の年号については該当する年号がないが、私年号の中には永仁を永福、延徳を福徳と吉祥文字に置きかえる例もあったことや、甲子の干支、壺の形式の特徴からして、文安元年(一四四四)のことと考えられる。 寄進先、製作年、作者等が明確な基準資料であり、中世備前焼の歴史を研究する上でも極めて貴重である。 (篦書銘) 石井原山之 橋本坊之 常住物也 歳次 福安元年三月廿三日 甲子 作者伊部村 釣井衛門太郎(花押) |
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