口之島とは? わかりやすく解説

口之島(鹿児島県)

628m 北緯295805秒 東経1295532秒 (前岳
425m 北緯295740秒 東経1295558秒 (燃岳) (世界測地系

口之島地図



概 要

 口之島は、九州南方連なるトカラ列島北端位置しており、北北西南南東方向延びた長径 約7km、短径3km火山島である。北方には口永良部島薩摩硫黄島があり、南方には中之島諏訪瀬島がある。トカラ列島では数少ない角閃石安山岩デイサイトからなり溶岩ドーム集合した山島である。島の中央部には最高峰である前岳そびえており、その南東斜面にはずり落ちたような急 な滑落崖が発達している。前岳南東端のタナギ山の間には、燃岳という溶岩ドームがあり、その表面塊状溶岩地形鮮明である。山頂付近にはかすかな噴気認められるが、噴火記録はない。 燃岳の周辺には、溶岩ドーム出現先立って噴出した思われるサージ堆積物と、ドーム出現後に噴 出した火砕物堆積している。これらが鬼界アカホヤ火山灰(約7300 年前)には覆われていないことと 周辺の火山灰の層序から、比較新し時代(数千年前以降)の噴火による降下火砕物であると推定され ている。島民140 名(平成16 年)。



最近1万年間の火山活動

 大部分が、アカホヤ火山灰堆積以前噴出物である。このうち横岳起源降下軽石火砕流中の炭 化木からは、13000yBP と11000yBP の年代値が得られている。アカホヤ火山灰堆積以降では、中央火 口丘での噴火に伴う、薄いスコリア確認できる(森脇ほか,2002)。



記録に残る火山活動

 記録に残る火山活動はない。





<「概要」、「最近1万年間の火山活動」、「記録に残る火山活動」については日本活火山総覧(第3版)(気象庁編,2005)及び最近観測成果よる。






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