はんしゃがた‐えきしょう〔‐エキシヤウ〕【反射型液晶】
反射型液晶
別名:反射型液晶ディスプレイ,反射型液晶パネル
【英】reflective LCD, reflective liquid crystal
反射型液晶とは、液晶ディスプレイ(LCD)に用いられる液晶の表示方式の中でも、外光を利用して表示を行うタイプの液晶のことである。携帯電話のディスプレイなどに多く用いられている。
液晶は光の透過率を増減させることで像を表示する。液晶そのものは発光しない。そのため、多くの場合は蛍光灯をバックライトとして設置し、液晶に光を透過させることで、鮮明な表示を行っている(透過型液晶)。反射型液晶は、光源を内蔵せずに、太陽光や部屋の灯りといった外部光を利用する。内部で発光するための電力を必要としないため、構造を単純にすることが可能で、消費電力を大幅に低減することができる。ただし、バックライトによって色を透過させる透過型液晶に比べても、色の彩度が低い、また暗がりでは表示を見ることができない、といった欠点がある。
同じ反射でも、画面の手前に光源を設けてそれを反射させているタイプの反射型液晶もある。反射型液晶と透過型液晶の難点を相補うものとして、明るいところでは外光の反射を利用し、暗いところではバックライトを利用する方式の「半透過型液晶」などもある。携帯電話のディスプレイとしては、入力作業中はバックライトを使用し、経過時間によってバックライトの光量を段階的に弱め、最終的に反射型液晶の表示方式になる、といった仕組みをとっているものも多い。
反射型液晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 05:22 UTC 版)
DLP以外に、ソニーが開発した反射型液晶ディスプレイデバイスSXRD(Silicon X-tal Reflective Display)を用いた映写機があり、ソニーの映写機で採用されている。 日本では、2007年4月16日にTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン7(スクリーン幅:20.2メートル)で上映された『スパイダーマン3』ワールドプレミアにて初めて使用された。 2011年10月3日には、ホームシアター用のSXRDをソニーが発表した。同年12月27日には、SXRDを使用した、世界初の家庭用4Kプロジェクターが発売された。
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