はんとうかがた‐えきしょう〔ハントウクワがたエキシヤウ〕【半透過型液晶】
半透過型液晶
別名:半透過型液晶ディスプレイ,半透過型液晶パネル
【英】semi-transmissive liquid crystal
半透過型液晶とは、液晶ディスプレイ(LCD)のうち、透過性を活かした機能を持つ液晶ディスプレイを指す語である。初期の液晶ディスプレイでは、透過型液晶と反射型液晶の両方式を搭載したハイブリッドな液晶ディスプレイを指した。最近では、背面が透けて見える次世代のディスプレイを指して用いられる場合もある。
透過型液晶と反射型液晶の両方式を搭載しているという意味における半透過型液晶は、光源としてバックライトを利用する方式と、外光を利用する方式の、両方を備えたタイプの液晶ディスプレイである。明るいところでは外光の反射、暗いところではバックライトと、利用場面によって光源を使い分けることができる。最近では、透過型液晶の技術も高度化しており、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機などの表示装置としては、もっぱら透過型液晶が採用されるようになっている。
背面が透けて見える半透過型液晶は、NTTドコモが「ワイヤレスジャパン2012」でスマートフォン向けのディスプレイ端末を出展し、話題となった。画面表示の後ろに背景が透けて見えることを特徴とし、背面からタッチ操作し、前面からのタッチ操作と組み合わせて操作することも可能となっていた。NTTドコモは、2012年5月現在は実用化を考えてはいないが、開発を進めていく、と発表している。
半透過型液晶と同じ種類の言葉
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