平面ブラウン管
【英】flat tube
平面ブラウン管とは、表示画面が平坦なブラウン管ディスプレイの総称である。
ブラウン管は電子ビームを中央奥から照射して走査を行うという仕組み上、表面で焦点の大きさが一定になるように、表示面がやや丸みを帯びた造形になっていた。平面ブラウン管では、電子銃の改良などによって、平坦な表面での正常な表示を実現している。
平面ブラウン管の代表的な方式としては、ソニーの「FDトリニトロン管」や三菱電機の「ダイヤモンドトロンNF管」などがあった。1990年代終盤から、従来のブラウン管ディスプレイに変わる方式として液晶ディスプレイやプラズマディスプレイとシェア争いを繰り広げた。2007年現在の国内ではブラウン管ディスプレイは既に生産されていない。
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