参加国の選手団入場行進とスピーチ、オリンピック旗の掲揚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 23:03 UTC 版)
「2012年ロンドンオリンピックの開会式」の記事における「参加国の選手団入場行進とスピーチ、オリンピック旗の掲揚」の解説
「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」も参照 参加国の選手団の入場行進が、ペット・ショップ・ボーイズの『ウエストエンド・ガールズ』 とビージーズの『ステイン・アライヴ』を含むポピュラー音楽が流れる中 、続いて行われた。慣行によりギリシャ選手団が行進の先頭を切った、そのあとにアルファベット順に各国選手団行進し、行進の最後、トリを開催国の「チームGB」と呼ばれるイギリス選手団が飾った。イギリスの選手団はデヴィッド・ボウイの『ヒーローズ』に乗って行進した。国旗はそれぞれ、グラントンベリー・トアの丘の模型を取り囲むように立てられた。 なお行進において組織委員会の誘導ミスが発生しており、インドの入場時に前述のダンスショーに参加したインド出身の女性ダンサーが同伴行進 したり、途中退場を予定していた国をトラック内に入れてしまったり、日本選手団が場内を半周しただけで途中退場してしまったことが判明している。行進の最後にアークティック・モンキーズが自身の『I Bet You Look Good on the Dancefloor』 とビートルズの『カム・トゥゲザー』を演奏。演奏中、鳩をモチーフにしたコスチュームの人々が自転車に乗って続々と登場し、周回した。 演奏後、セバスチャン・コーとジャック・ロゲ のスピーチを経て、エリザベス2世が「私は、第30回近代オリンピアードを祝し、ここにロンドン大会の開会を宣言します( I declare open the Games of London, celebrating the 30th Olympiad of the modern era.)」と公式に開会を宣言した。 次いで、オリンピック旗がオリンピックの価値の象徴として世界中から選ばれた8人の手によって入場した。 ダニエル・バレンボイム - イスラエルの指揮者。イスラエルのパレスチナ政策を批判したことで知られる。 サリー・ベッカー - イギリスの慈善団体「オペレーションエンジェル」の設立者。ボスニアやコソボで経済支援活動をしている。 シャミ・チャクラバルティ - ベンガル系イギリス人学者。自由主義者。 レイマ・ボウィ - リベリアの人権活動家。ノーベル平和賞受賞者。 ハイレ・ゲブレセラシェ - エチオピアの陸上選手。 ドレーン・ローレンス - ジャマイカ系イギリス人人権活動家。 潘基文 - 国連事務総長。 マリーナ・シルヴァ - ブラジルの環境保護活動家。 かつてはオリンピック旗はオリンピックアスリートたちによって運ばれてきた伝統があったので、途中、モハメド・アリが登場し、アリは旗に触れた。アリが公の場に姿をあらわすのは3年ぶりのことであった。オリンピック旗は英国陸軍のカラーガードの手により、「オリンピック賛歌」の流れる中掲揚された。
※この「参加国の選手団入場行進とスピーチ、オリンピック旗の掲揚」の解説は、「2012年ロンドンオリンピックの開会式」の解説の一部です。
「参加国の選手団入場行進とスピーチ、オリンピック旗の掲揚」を含む「2012年ロンドンオリンピックの開会式」の記事については、「2012年ロンドンオリンピックの開会式」の概要を参照ください。
- 参加国の選手団入場行進とスピーチ、オリンピック旗の掲揚のページへのリンク