単純平均
単純平均
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:40 UTC 版)
単純平均=Σ株価÷銘柄数 単純平均は、株価を合計し、それを銘柄数で割って算出する。日本では、株に対して額面の概念があり、戦前から戦後にかけて設立された企業は額面は50円、戦後に新設された電力会社などは500円、さらに商法が改正されてのちの新設企業のNTTなどは5万円となっている。このため、50円額面以外のものは50円額面相当に読み替えた株価を出し、算出対象の株価を合計して、銘柄数で割る。考え方はシンプルであり、計算も比較的簡単である。 この方式の弱点は、資本構成に変更のない株式分割や株式併合の場合である。たとえば1株を3株に分割する株式分割が行われると、株価は3分の1になる。株価600円の銘柄が1株を3株に分割しその後値上がりして210円になったら、210円で計算する。株主は持ち株が3倍になるので実質的な変化はない。一方、この分割でおよそ株価は3分の1になるので、単純平均に影響が出る。本質的株式価値に動きがないのに、単純平均に反映されてしまうという問題がある。
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